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The Listener Historical Archive

イギリス放送協会BBC刊行の週刊誌「リスナー」

関連ワード:20世紀 BBC Gale The Listener データベース リスナー 英国 英国放送協会  更新日:2019.11.18

提供元

センゲージ・ラーニング社Gale

概要

BBC: British Broadcasting Corporation (イギリス放送協会)刊行の週刊誌「リスナー」を、1929年の創刊号から1991年の最終号まで、全記事をフルカラーの誌面イメージでご提供します。

「リスナー」は、BBCの放送番組のテキストを永続的に保存することを目的として創刊されました。特に、1960年以前のBBCの放送記録は大半が失われており、「リスナー」はこれらの番組の内容を参照することができる貴重な情報源です。記事は大半がラジオ・テレビ番組のトランスクリプトや番組評で、放送番組に関わりを持たない記事は全体の約10%です。

文学、芸術分野において特に高い評価を受けていた「リスナー」には、同時代の知識人や作家が多数登場しており、当時の知識人ネットワークをも垣間見ることができます。

特徴

1980年代の三大高級週刊誌

放送の記録という目的に留まらず、時代と調和し、豊かな編集要素をその誌面に加味した「リスナー」は、知識人が読むべき雑誌として論壇で発言力を持つようになり、1980年代には”Spectator”、”New Statesman”と並ぶ三大週刊誌とみなされるようになりました。

大衆文化を色濃く反映

「リスナー」は、知識人階層の文化・文芸のみならず、大衆文化へも関心をむけてきました。ロック音楽、テレビ番組を取り上げ、コメディグループのモンティ・パイソンやギタリスト、ジミ・ヘンドリックス、ザ・ビートルズが誌面をにぎわしています。

20世紀初頭のイギリスでは、メディアや市場を通じて教養人向けの文化を大衆化する動きが生まれましたが、この時期の風潮を「リスナー」は色濃く反映しています。

書評・評論

イギリスには書評を重んじる伝統があり、書評専門誌の他、新聞や雑誌に多くの書評が掲載されます。「リスナー」は、その風格を備えた定評ある書評が高く評価されてきました。

多様な番組構成を反映

BBCの放送番組の多様さは、「リスナー」の記事にも反映されています。政治、経済から科学技術、文学、芸術、大衆文化、宗教、旅行、料理、ガーデニングに至るまで、広範なテーマが展開されています。

文芸誌リスナー

  • 20世紀を代表する知識人の言論を掲載
    BBCはイギリス文化の1つの柱であり、いろいろな作家がBBCと関わりを持っていました。作家や詩人がBBCに職を求めるケースも多く、「リスナー」は、それらの知識人の言論が、BBCの放送番組を通して最も影響力を持っていた時代に刊行されていました。詩人ディラン・トマスはこんな言葉をのこしています。
     “In olden times poet used to run away to sea, now they run away to the BBC”
    (昔、詩人は逃げて海にいった。今は逃げてBBCに行く)
  • 作家の生の声を記録
    BBCの番組にはモダニズムの華やかな作家をはじめとし、多数の作家が登場しています。「リスナー」にはBBCの教養番組の関連資料や作家へのインタビューの逐語記録が多数掲載されています。1950年代のキングズリー・エイミス、1960年代のナボコフ、1970年代のI.マキューアンが代表的です。
  • 作家・詩人の作品発表の場
    The Listenerは、新人作家の発掘に定評があり、20世紀の主要な作家に作品発表の場を提供すると共に、数多くの批評作品を掲載してきました。W.H. オーデン、S.プラス、E. ミュア、C. イシャーウッド、S. スペンダー、P. ラーキン等の初期の作品が「リスナー」で発表されています。
  • The Listenerの作家、E.M.フォースター
    1930年頃から1970年頃まで40年間に亘るフォースターの「リスナー」での批評は、書下ろしの書評、BBCラジオ番組での作家論、『インドへの道』刊行25周年を機に再訪したインド紀行など多方面に及びます。
  • ジョージ・スタイナーの重要テキストを掲載
    批評家ジョージ・スタイナーの『言葉からの退却(The Retreat from the Word)』は、BBCの第三プログラムで放送されたものがThe Listenerに二回に亘り掲載されたものが初出。他にも、『青髭の城にて(In Bluebeard’s Castle)』など、スタイナーの重要テキストが「リスナー」に掲載されています。

時代の生の声を留める

1960年代以前のBBCの放送記録は大半が失われており、「リスナー」はこれらの番組の内容をご覧いただける唯一の情報源です。そこには、時代の風潮を反映した様々な議論が行われています。イギリス国内に留まらず、広くイギリス連邦の社会風潮や懸念をも取り上げます。

戦時中のメディア統制下における情報のライフライン

メディアも統制された第二次世界大戦期、1936年に始められたテレビ放送が国防上の理由から中断させられると、BBCラジオが情報のライフラインとしてイギリスの国民生活を支えました。

イギリス人の文化生活に根づくBBC

「リスナー」の発行元BBCは創立以来、視聴者に「情報を提供し、啓蒙し、愉しみを提供する(inform, educate and entertain)」ことをミッションに、イギリス人の文化生活の中に深く根づいてきました。音楽1つを例にとっても、クラシックからジャズ、ポップス、ロック、ワールドミュージックまで多くの演奏を放送している他、毎年夏にロイヤル・アルバート・ホールで開催されるクラシック音楽祭プロムスを主催、さらには音楽家への助成機関としてもイギリス音楽界に多くの貢献をしています。

イギリス国民全体の教育の底上げを大きな目的とし、その文化の形を支えてきたBBCは、国民の圧倒的な支持を得ており、時に「イギリス最大の輸出品」と言われる通り、対外的にもイギリスというブランドを高める役割を果たしてきました。

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