図書館をつくる

OCLC News 第23号

2018.03.05

OCLC News 第23号
商品情報をはじめ、OCLCに関する様々な情報をご案内致します。

東京文化財研究所の美術文献目録がWorldCatで検索可能に

東京文化財研究所国立西洋美術館と共同で行っている「美術工芸品を中心とする文化財情報の国内外への発信にかかる基盤形成事業」の一環として、同研究所が編纂する「日本美術年鑑」所収の「東京文化財研究所美術文献目録 (Tokyo National Research Institute for Cultural Properties, Art Bibliography in
Japan)」のメタデータを提供し、約5万件がOCLCのセントラルインデックスに取り込まれました。これにより、美術館・博物館の展覧会カタログに収録されている記事や論文の書誌情報がWorldCat.orgや
WorldCatDiscoveryで検索できるようになりました。是非ご利用ください。

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OCLCと朝日新聞がメタデータ提供契約を締結

OCLCは各国の著名な出版社7社とメタデータをOCLCのセントラルインデックスへ搭載する契約を結びました。

OCLCビジネスディベロップメント/パブリッシャーリレーションズのスザンヌ・ケンパーマン(Suzanne Kemperman)部長は「図書館で最も重要で利用頻度の高い情報へのアクセスを保証する為、OCLCがメンバー館に代わって世界のコンテンツプロバイダと契約を結びました。最新の科学研究からベストセラーまで、幅広い領域から、様々なフォーマットで上質なコンテンツを収集しています。世界的に有名なプロバイダと契約を結んだことにより、WorldCat Discoveryの利用者は、260以上の言語の様々な知的資源にアクセスできるようになりました。」と述べています。

これまでにOCLCは、研究者、教職員、学生に必要な資源の発見とアクセスを促進するメタデータを提供するため、325の出版社・コンテンツ・プロバイダーとメタデータ契約を結んできました。今回OCLCが契約を結んだのは以下のコンテンツプロバイダです。

朝日新聞社
East View Information Services
Hogrefe
Kluwer Law International B.V.
Kubikat
Mergent
Practising Law Institute

これらの多くは、WorldCat.orgなどWorldCat Discovery以外のOCLCサービスへのメタデータ提供についても同意しています。これにより、プロバイダは図書館に対して、より効率的に、自らのコンテンツの利用促進を図ることができます。

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YouTubeでISNIナンバーが利用可能に

YouTubeはISNI(International Standard Name Identifier、国際標準名称識別子)を採用しています。
ISNIは、16桁の数字からなる、人物を識別するための国際的な識別子です。OCLCはISNIのボードメン
バーであると同時に、ISNIのシステムとデータベースを提供しています。

YouTubeは音楽業界で初めてのISNI登録機関です。これまでにYouTube上の65万機関、940万人にISNIが付与されており、今後、YouTube上に公開されている全作品のクリエーター、パフォーマー、ソングライターにも付与される予定です。

YouTubeのテクニカルプログラムマネージャー、FX ナトール(FX Nuttall)氏は「”James Stewart”は、YouTube上に少なくとも14人存在しています。ISNIを付与することにより、アーティスト、ソングライター、クリエーターなどを正確に特定できるようになります。またISNIを広く普及させることは、クリエーターのクレジット表記の正確さを向上させ、ファンと動画の出会いを促進し、音楽業界の透明性を高めることにつながります。」と述べています。

ISNIの役割は、研究者、発明家、作家、アーティスト、パフォーマー、出版社等の名前に固有の永続的な識別子を与える事によって、検索時の曖昧さを取り除く事です。ISNIを普及させることにより、国際的な情報流通に載っている全ての作品が、人物の表記に関わらず、情報を正確に紐づけることができるようになります。
ISNIはリンクトデータとセマンティックウェブの世界で重要な要素となりつつあり、既に図書館等で、目録情報を共有する為に広く使われています。

国際ISNI 機関のエグゼクティブ・ディレクター、ティム・デベンポート(Tim Devenport)氏は、「このような壮大な取り組みにおいてYouTubeと協力関係を結べて、非常に光栄です。既に音楽業界で活動している多くの組織が、著作権やその使用料を効率的に管理するインフラとして、ISNIに興味を示しています。こういった重要な目的の為、ISNIはYouTubeと共に、経験とスキルを提供していきたいと思っています。我々はこれを変革の機会だと捉え、音楽業界に価値ある識別子スキームを提供し、この領域における
ISNIの知識を深め技術設備やアプローチを改善していきます。」と述べています。

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ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン図書館がSCSを導入

アイルランド最大の大学であるユニバーシティ・カレッジ・ダブリン (UCD)が、図書館のサービスと蔵書の見直しのために、OCLCのSustainable Collection Services (SCS) Green Glassを導入することを発表しました。

SCS Green GlassはWorldCatをベースにした、オンラインによる蔵書分析のアプリケーションです。他館で所蔵されていない資料の特定や、大学の保管基準に合わない重複資料の発見などが可能になり、図書館スペースの有効利用や資料保存の方針などを決めるのに役立ちます。
UCDは、空いたスペースを別の目的に有効活用しながら、適切なコレクションを複数のキャンパスで維持したいと考えています。

コレクション担当のアソシエイト・ライブラリアンであるカーメル・オサリバン(Carmel O’Sullivan)氏は「私たちは、紙書籍の所蔵状況や貸出状況などを、例えばILLのパートナー館と比較してみたいのです。所蔵の少ないタイトルの維持と、利用が少なく破棄することができるタイトルを見極めるための、複雑で時間を要する分析作業を解決するために、SCSを導入することにしました。私たちは、利用者のニーズを正しく理解した上で紙書籍の合理化を進めていきたいと考えています。そのために、利用の履歴、年齢、その他の項目からなる詳細な分析基準モデルが必要です。」と述べています。

このプロジェクトは、有名なジェームズ・ジョイス図書館を含むUCD図書館が、多様化するユーザーへのサービス向上を続けながら、国際的な研究コミュニティの要求をも満たしていくことを意図しています。

OCLCのエリック・ヴァン・ルベック(Eric van Lubeek)副社長は「学術図書館は、情報の質が変化するデジタル時代にあって、戦略変更を求められています。UCDも例外ではありません。彼らは21世紀の図書館のサービスとスペース活用のあるべき姿、つまり、繋がりと協働とイノベーションを起こすためのダイナミックな学びの環境、のモデルを提供しようとしています。成功への鍵は、コレクションの合理化を通して、賢くスペースを再利用することです。SCSは、保存、利用、協力に関してデータに基づいた決定を可能にし、蔵書構築とスペース利用の最適なバランスを実現します。」と述べています。

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OCLC Abstractsのこんな記事が読まれました

OCLCが毎週発行しているメールマガジンOCLC Abstractsで2017年に最も閲覧回数の多かった記事トップ10をご紹介します。

1、(OCLC設立50周年)Congratulations to libraries around the world for 50 years of
innovation and collaboration

OCLCは2017年に創立50周年を迎えました。特設サイトが開設され、これまでのOCLCの歩みの他、参加館からのお祝いのメッセージなどが掲載されています。

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2、(OCLC Researchレポート)Research and Learning Agenda for Archives, Special, and Distinctive Collections in Research Libraries

OCLC Researchは、「『アーカイブ』『特別コレクション』『専門図書館の活動』に関する新指針」を発行しました。

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3、(OCLC Researchレポート)Research Information Management: Defining RIM and
the Library’s Role

「研究情報管理と図書館の役割」に関するレポートです。

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4、(OCLC Researchレポート)The Transformation of Academic Library Collecting:
A Synthesis of the Harvard Library’s Hazen Memorial Symposium

「学術図書館のコレクションの将来」に関するレポートです。

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5、(OCLC Researchレポート)Continual Reinvention: 50 years of successfully
navigating change

2016~2017年のOCLCの活動報告です。

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レポートはこちらからから≫

6、(OCLC Researchレポート)Academic Library Impact: Improving Practice and
Essential Areas to Research

ACRL(Association of College & Research Libraries)とOCLC Researchが共同で発表した「高等教育における図書館」に関するレポートです。

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レポートはこちらから≫

7、(OCLC評議会関係記事)OCLC members elect 17 delegates to Global Council, Peter
Sidorko to the Board of Trustees

2017年春に行われた、OCLC理事選挙と各地域の評議員選挙の結果です。

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評議員一覧はこちらから≫

8、(シェアード・プリント)Advancing shared print collections and the future of the
collective record

Statewide California Electronic Library Consortium (SCELC)の14の図書館で、OCLC Sustainable
Collection Services (SCS)を利用した紙書籍の共同保存が進んでいます。

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9、(OCLC Researchレポート)Collective Wisdom: An Exploration of Library, Archives
and Museum cultures

図書館、公文書館、美術館からの18人の専門家による考察です。

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10、Resource Sharing revolutionized

2017年1月、OCLCはクラウドベースのILL管理システムTipasaを公開しました。

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