人文社会系研究

Wiley Digital Archives – The Royal Geographical Society (with IBG) – inside the archive 3

2020.08.19

引き続きWiley Digital Archives – The Royal Geographical Society (with IBG)の収録コンテンツをとりあげながら、地理学者や地理的発見、探検に対するトピックをご紹介します。

その他の連載記事:

Wileyサイト:https://www.wileydigitalarchives.com/rgs/
紀伊國屋書店サイト:https://mirai.kinokuniya.co.jp/catalog/royal-geographical-society/

極地探検

活用分野

南極探検の英雄時代、南極大陸、地政学、地理学、地図製作、文化人類学、気象学、磁力、寛容研究、気象変動

歴史的背景

南極大陸は地球上最も遠い場所の1つで、探検されるべき最後の大陸でした。1821年の南極大陸初上陸の数十年前、未知の土地に対する好奇心は飛躍的に加速しました。1985年までに、国際地理学会議はこの地域を”the greatest piece of geographical exploration”(地理的探検における最大の一片)と宣言しました。南極探検の英雄時代は19世紀末に始まり、アーネスト・シャクルトン(Ernest Shackleton)率いる帝国南極横断探検隊と共に終わりを迎えます。この時期、各国がこぞって南極大陸の科学的・地理的探検に乗り出し、10か国17隊の主要な南極探検が行われました。英雄時代の報償は、南極点に到達することでした。

Endurance

Hurley, Frank. “‘Endurance’ in the Ice in Full Sail.” RGS Images Online, 1 Jan. 1914. Wiley Digital Archives.

アーネスト・シャクルトン(Ernest Shackleton)は、南極探検の英雄時代における最重要人物の1人です。

Sir Ernest Shackleton

Mills, H. Ernest. “Sir Ernest Shackleton.” RGS Images Online, 1 Jan. 1909. Wiley Digital Archives.

シャクルトンが有名な理由

1914年、アーネスト・シャクルトンは帝国南極横断探検隊を率い、南極点を経由して大陸横断を目指しました。

不幸にも、彼らの船Endurance号は、南極大陸に上陸する前に流氷に閉じ込められ、破壊されます。隊員たちは船を捨て、シャクルトンは船が沈みはじめる前に、27名の隊員たちに所持品2ポンド分以外をおいて下船するよう命令します。シャクルトンと探検隊の全隊員は救命ボートに乗り込み、エレファント島に向けて出発、497日ぶりに固い地面の上に立ちました。

捕鯨基地で救助を待ちながら、シャクルトンと5名の隊員は生存、食物、避難所へのわずかな可能性をかけて南ジョージアに向けて1艘の救命ボートで進みました。彼らは捕鯨基地に到達すると、警報を鳴らし、船を借りると、残った隊員たちの救助にエレファント島へと向かい、イングランドを出発してから24か月22日後に南極大陸に向けて出発します。奇跡的に27名の隊員全員が過酷な状況の中を生き延びました。この物語と英雄的な失敗談は、前代未聞の最も偉大なサバイバルストーリーとして語り継がれています。

王立地理学会アーカイブに含まれる関連コンテンツ&特別コレクション

アーネスト・シャクルトンやロバート・ファルコン・スコット(Robert Falcon Scott)の偉大な南極での冒険の地図・手稿・歴史的な写真、探検報告、南極の棚氷の変化の記録、世界中で最も偉大な探検家の個人所有物(Shackleton’s Burberry® helmetなど) 他

historic photographs

Royds, C. “Photographs Taken During the National Antarctic Expedition 1901-1904.” Albums, No Date.

Robert Falcon Scott

“Private Journal 7 May 1913 to 18 Jan 1916. Leather Bound Volume. (See Also Nos. 1/1-1/16 and 53).” Special Collections, 1913–1916.

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(資料提供Wiley)