U.S. Declassified Documents Onlineとは
U.S. Declassified Documents Onlineは、アメリカ連邦政府が発行した文書から機密指定の解除された文書を搭載、フルテキスト検索を実現したものです。連邦政府省庁の機密指定解除文書を提供するコレクションとしては最大規模を誇る電子リソースです。
収録文書は国務省、国防総省、CIA、FBI、国家安全保障会議、ホワイトハウス等、アメリカ連邦政府の中枢機関において機密指定された諜報文書、政策文書、外交書簡、閣議議事録、軍事レポート等の文書群です。第二次世界大戦、東西冷戦、朝鮮戦争、キューバ危機、植民地の独立、ベトナム戦争、国際貿易紛争、核拡散、中東紛争、テロリズムなど、超大国アメリカが関わった国際問題から、マッカーシズム、公民権運動、反戦運動、権力乱用、汚職など、アメリカ国内の政治問題まで、アメリカ政府関連文書の中でも最高度に重要な文書群を収録、アメリカの安全保障や外交に関する政策形成過程の舞台裏における最高レベルの意思決定を明るみに出すものとして、学術研究への寄与は計り知れません。また、米国の政策形成過程を理解することに止まらず、米国と外交関係を有する国々が現在抱える様々な問題を正しく理解し、解決策を与えるための基礎資料です。
毎年5,000件の文書を追加収録
本データベースには毎年5,000件の文書が追加されます。2020年12月に5,000件の文書が追加されたことにより、搭載文書の総計は約142,500件に達します。今回追加された文書は、1940年代から2010年代までの約70年間に作成されたものです。
※あわせてお読みください:アメリカの機密解除文書約12万件の電子コレクション
2020年追加収録文書について
追加文書の主題(例)
日本 |
イラク戦争 |
ドミニカ共和国 |
ガーナ |
沖縄返還 |
ホバル・タワー爆破事件 |
グアテマラ |
ギニア |
中国 |
サウジアラビア |
エルサルバドル |
エチオピア |
天安門事件 |
ヨルダン |
パナマ |
タンガニーカ |
台湾 |
レバノン |
ハイチ |
アンゴラ |
台湾海峡危機 |
シリア |
キューバ |
ローデシア |
韓国 |
イスラエル |
キューバ(ミサイル) |
ルワンダ |
北朝鮮 |
第三次中東戦争 |
ソ連 |
ルワンダ内戦 |
朝鮮戦争 |
第四次中東戦争 |
ミハイル・ゴルバチョフ |
南アフリカ |
ラオス |
クルド人地域 |
ロシア |
北極地域 |
ベトナム |
トルコ |
ウクライナ |
南極地域 |
ベトナム戦争 |
エジプト |
第一次チェチェン戦争 |
化学兵器用材 |
インドシナ |
リビア |
ポーランド |
化学用材(沖縄) |
カンボジア |
リビア内戦 |
チェコスロヴァキア |
化学・生物戦 |
インドネシア |
アルジェリア |
ユーゴスラヴィア |
心理戦 |
マレーシア |
モロッコ |
ボスニア戦争 |
農業余剰に関する省庁間委員会 |
インドネシア・マレーシア紛争 |
米国 |
人道支援(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ) |
対外経済政策審議会 |
シンガポール |
米国の政治と政府 |
ギリシア |
国際金融制度 |
フィリピン |
米国の軍事政策 |
イギリス |
アメリカ航空宇宙局(NASA) |
タイ |
米ソ関係 |
フランス |
核不拡散条約 |
オーストラリア |
弾劾調査(リチャード・ニクソン) |
ドイツ |
戦略兵器制限交渉 |
インド |
ジョセフ・マッカーシー |
ドイツ再統一 |
中距離核戦力 |
パキスタン |
カナダ |
西ドイツ |
ミサイル防衛システム |
インド・パキスタン紛争 |
ブラジル |
ベルリン危機 |
核兵器 |
カシミール紛争 |
アルゼンチン |
イタリア |
ジュネーヴ議定書 |
アフガニスタン |
ウルグアイ |
スペイン |
環境保護 |
アフガニスタン復興 |
チリ |
ノルウェイ |
酸性雨 |
イラン |
コロンビア |
NATO |
チェルノブイリ原発事故 |
イラク |
ガイアナ |
コンゴ民主共和国 |
女性(軍事力) |
追加文書の例
日本関係
- (交渉は日本の家族制度、漁業領域の拡大、対中貿易、日本の野党、日本の再軍備の問題が議題に上がる見込み)会談覚書(吉田茂首相、ジョン・フォスター・ダレス対日講和特使、ウィリアム・J・シーボルド日本関係政治顧問、アレクシス・ジョンソン国務次官補、ジョン・M・アリソン)1951年1月29日、4ページ、評価(吉田首相は詳細な条項を議論する用意がない)報告、ウィリアム・J・シーボルド、1ページ、1951年1月30日、SECRET、1974年5月3日機密解除
(Negotiations will cover questions of Japanese family system, expansion of fishing areas, trade with China, Japanese opposition parties, rearmament of Japan.) Memorandum of Conversation (Shigeru Yoshida, Prime Minister of Japan; John Foster Dulles, US Amb. -at-Large; Amb. William J. Sebald, US Political Adviser for Japan; Alexis Johnson, Asst. Secy of State; John M. Allison, US Mission). Jan. 29, 1951. 4 p. Att: Evaluation (PM Yoshida is unprepared to discuss detailed provisions). Report, Amb. Sebald. Jan. 30, 1951. 1 p. SECRET. Declassified May 3, 1974
- 1951年2月2日午前11時に行なわれた(ジョン・フォスター)ダレス特使との会談におけるサー・アルヴァリー・ガスコイン【駐日英国代表】の所見(英国参謀総長は太平洋防衛理事会の創設というダレスの提案に関して、その便益と不利益を検討した結果、現在の形式では受け入れることはできないと表明している)覚書、1951年2月2日、4ページ、SECRET、1974年12月18日機密解除
Remarks of Sir Alvary Gascoigne at Meeting with Ambassador (John Foster) Dulles February 2, 1951 at 11:00 a.m. (UK Chiefs of Staff comments on proposals made by Dulles for Pacific defense: the peace treaty; the Pacific Defense Council proposal, after weighing the advantages and disadvantages, is unacceptable in its present form). Memorandum. Feb. 2, 1951. 4 p. SECRET. Declassified Dec. 18, 1974
- (ダレス使節団の訪問は日本の、特に安全保障面に関する米国の意図に関して日本の国民と指導者が抱いている疑念を解消させることに成功した)東京大使館、電信1556号、1951年2月12日、2ページ、CONFIDENTIAL、1974年12月4日機密解除
(Visit of Dulles Mission has gone far to dissipate previous uncertainties on the part of the Japanese people and their leaders as to US intentions re Japan, particularly on security.) Am Emb Tokyo, Telegram No. 1556. Feb. 12, 1951. 2 p. CONFIDENTIAL. Declassified Dec. 4, 1974
- (中華民国は、日本が他の同盟国との間で締結する多国間の講和条約と同等の二国間講和条約を日本と締結することを望んでいる)台北大使館、電信216号、1951年8月14日、1ページ、SECRET、1975年6月6日機密解除
(Republic of China wishes to sign bilateral peace treaty with Japan, a bilateral peace treaty which would parallel multilateral treaty to be signed with other allies.) Am Emb Taipei, Telegram No. 216. Corrected copy. Aug. 14, 1951. 1 p. SECRET. Declassified June 6, 1975
- (中華人民共和国との貿易拡大を日本政府が公式に支持するよう、世論の声が高まっている。佐藤政権はまもなくこの問題に関する重大な政策決定を行なうよう迫られる見込み)東京大使館、電信2132号、1965年1月8日、2ページ、CONFIDENTIAL、1975年10月16日機密解除
(Public pressure is mounting for greater official GOJ support for expanded trade relations with the PRC. Sato govt. will soon be obliged to make significant policy decisions on this subject.) Am Emb Tokyo, Telegram No. 2132. Jan. 8, 1965. 2 p. CONFIDENTIAL. Declassified Oct. 16, 1975. Johnson Library, Japan, Vol. 3
- 北太平洋の漁業(紛争の早期解決への期待-米国の上院議員は日本が北太平洋漁業協定の廃棄をちらつかせることで米国を脅迫していると非難する一方で、日本政府は米国が日本の漁業製品の対米輸出の制限をちらつかせることで日本を脅迫していると主張している)会談覚書(ディーン・ラスク国務長官、武内竜次駐米大使、国務省高官、日本政府高官)1965年4月13日、1ページ、CONFIDENTIAL、1975年10月16日機密解除
North Pacific Fisheries (hope for an early settlement of dispute: US Senators accuse Japan of blackmailing the US by threatening to abrogate North Pacific Fisheries Convention, while GOJ states that US is blackmailing Japan by threatening to restrict Japanese fisheries exports to the US). Memorandum of Conversation (Dean Rusk, Secy of State; Ryuji Takeuchi, Amb. of Japan; State and Japanese officials). Part II of III. Apr. 13, 1965. 1 p. CONFIDENTIAL. Declassified Oct. 16, 1975. Johnson Library, Japan, Vol. 3
- (国務省は日本政府が開発協力計画を公式に支持し、実質的な資源を提供することを約束し、ジョンソン大統領がジョンズ・ホプキンス大学で表明した国連東南アジア開発計画を支持するべきであると考えている)東京大使館への発信2573号、1965年4月8日、1ページ、CONFIDENTIAL、限定配布、1975年10月16日機密解除
(Dept. feels GOJ should publicly endorse the cooperative development effort and pledge to make available substantial resources in support of UN program for SEA proposed by Pres. Johnson in the Johns Hopkins speech.) Outgoing Telegram No. 2573, to Am Emb Tokyo. Apr. 8, 1965. 1 p. CONFIDENTIAL. LIM DIS. Declassified Oct. 16, 1975. Johnson Library, Japan, Vol. 3
- (東南アジアの経済開発支援で日本がアジアのリーダーになることの重要性を佐藤【首相】に納得させる必要。「アジア平和計画」の必要性を佐藤【首相】に確信させるようウ・タント【国連事務総長】に要請することを【米国】大使が提言する)東京大使館、電信3432号、1965年4月24日、2ページ、CONFIDENTIAL、1975年8月17日機密解除、ジョンソン大統領図書館、国家安全保障ファイル 日本 Vol. 3 電信
(Need to persuade Sato of the importance of Japan leading Asia in aid for economic development in Southeast Asia; Emb suggests asking U Thant to convince Sato of the need of the “Peace for Asia Program”.) Am Emb Tokyo, Telegram No. 3432. Apr. 24, 1965. 2 p. CONFIDENTIAL. Declassified Aug. 17, 1975. Johnson Library, NSF, Japan, Vol. 3, Cables
- (日本における米国の立場は通信社の報道により重大なダメージを受けた。記事は、日本の新聞社に共産主義者が多いことが米国の対ベトナム政策を新聞が強く批判する原因の一つであると、ジョージ・ボール【国務次官】とダグラス・マッカーサー議会担当国務次官補が述べた、と伝えた)東京大使館、電信3504号、1965年4月29日、2ページ、CONFIDENTIAL、1975年10月16日機密解除、ジョンソン大統領図書館 日本
Vol. 3(US position in Japan was severely damaged by wire service reports. The articles alleged that George Ball and Asst. Secy of State for Congressional Relations Douglas MacArthur stated that the abundance of Communists on Japanese newspaper staffs was one reason for strong press criticism of US policy in Vietnam.) Am Emb Tokyo, Telegram No. 3504. Apr. 29, 1965. 2 p. CONFIDENTIAL. LIMITED OFFICIAL USE. Declassified Oct. 16, 1975. Johnson Library, Japan, Vol. 3
- ロストウ【国務省高官】の日本訪問の影響(ロストウはベトナムにおける米国の政策と行動の根拠を擁護せざるを得なかった。日本側の懸念はロストウが訪問するすべてのグループに共通していた。共産主義者が指導するゲリラはベトナムに限るものでない、米国は東南アジアにおける信頼に足る平和を真摯に追求している、北ベトナムの爆撃は正当性がある、ベトナムに関する日米の隔たりは方法に関するものであって、目的に関するものではない、とロストウは論じた。その他、米国の中華人民共和国政策、アジアの経済開発における日本のリーダーシップの役割、沖縄統治権の日本への返還が訪問中の議題に上げられた。ロストウは米国による北ベトナムの爆撃に関する日本側の抗議は検討すると、日本の指導者に約束した)東京大使館、電信3542号、1965年5月3日、CONFIDENTIAL、1975年10月16日機密解除、ジョンソン大統領図書館 日本
Vol.3Impact of Rostow Visit to Japan (Rostow forced to defend rationale of US policies and actions in Vietnam. This concern was common to all groups with which he met. Rostow argued: Communist-directed guerrilla war is not unique to Vietnam; US is sincerely seeking a dependable peace in SEA; bombing of NVN is justifiable; US-Japanese differences re Vietnam primarily concern methods, not objectives. Other topics discussed during visit: US policy toward Communist China; Japanese leadership role in economic development of Asia; return of administration rights of Okinawa to Japan. Rostow assured Japanese leaders that their protests re NVN bombing by US would be considered). Am Emb Tokyo, Telegram No. 3542. 2 Sections. May 3, 1965. 6 p. CONFIDENTIAL. Declassified Oct. 16, 1975. Johnson Library, Japan, Vol. 3
朝鮮戦争関係
- (大韓民国に対する北朝鮮の軍事攻勢はソ連の明白な挑戦を意味するものである。米国は国連安保理事会における軍事支援と断固たる行動の決議を含むあらゆる手段を用いて大韓民国を支援し、その独立を保つ用意があるとの声明を出すべきである)モスクワ大使館、電信1726号、1951年6月5日、2ページ、TOP SECRET、1975年11月11日機密解除、トルーマン大統領図書館ジョージ・M・エルジー文書
(Aggressive NK military move against ROK represents a clear-cut Soviet challenge; US must announce that it is prepared to assist ROK in maintaining its independence by all means at US’ disposal, including military aid and vigorous action in UNSC.) Am Emb Moscow, Telegram No. 1726, Pass USUN. June 25, 1950. 2 p. TOP SECRET. Declassified Nov. 11, 1975. Truman Library, George M. Elsey Papers
- (ソウル地域での北朝鮮空軍の機銃掃射に関する報告。北朝鮮は完全に制空権を確保。ソウルからC-54を移動させるよう、大使館が警告を発布。航空支援の必要)ソウル大使館、電信935号、1950年6月25日、1ページ、SECRET、1974年6月7日機密解除(Report of North Korean air force strafing activity in Seoul area; North Korea has complete air superiority; Embassy issued warning to remove C-54 from Seoul; need of air support.) Am Emb Seoul, Telegram No. 935. June 25, 1950. 1 p. SECRET. Declassified June 7, 1974
- (マッカーサーは以下の休戦合意の権限を付与されることを強く勧告する。(1)地上軍と空軍は現在の陣地に止まること、(2)戦力は増強しないこと、(3)難民は移動を認められないこと)米極東軍司令官(CINCFE)、電信C51052号、1950年12月12日、1ページ、国連安全保障理事会朝鮮戦争休戦決議条件に関する米国の立場、覚書、4ページ、TOP SECRET、1974年12月5日機密解除
(MacArthur strongly recommends that he be authorized to for a cease-fire agreement: (1) ground and air forces are to remain in present positions; (2) combat strength is not to be increased; (3) refugees are not to be allowed to migrate.) CINCFE, Telegram No. C 51052, to JCS. Dec. 12, 1950. 1 p. Encl: United States Position Regarding the Terms of Any United Nations General Assembly Cease-Fire Resolution for the Korean War. Memorandum, Omar N. Bradley, Chairman, to the Secy of Defense. Decision on JCS 1776//171. 4 p. TOP SECRET. Declassified Dec. 5, 1974
インドネシア関係
- インドネシアの状況、レポート18(9月30日のクーデタ。スカルノは軍の反共的行動を阻止することを決意し、不特定の対外的脅威の警告を発することを通じて軍と共産党の和解を試みるだろう。共産党は地下に潜伏した。軍は引き続き共産党員の逮捕を行なう)情報調整局覚書、OCI13,000号、1965年10月6日、1ページ、SECRET、1975年7月3日機密解除
The Indonesian Situation. Report 18 (Sept. 30 coup: Sukarno determined to prevent army from acting against Communist Party and will attempt to bring army and Communist Party together through warning of unspecified external threat; Communist Patry has gone underground; army continues to arrest Communists). Office of Current Intelligence Memorandum, OCI No. 13000. Oct. 6, 1965. 1 p. SECRET//NO FORN DISSEM. Declassified July 3, 1975
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