高等教育をひらく

【6月20日開催】JST/CHORUS JOSS2024フォーラム:公的資金による研究データのオープンアクセス

2024.06.11

オープンサイエンスをテーマとした日本最大のカンファレンス「ジャパン・オープンサイエンス・サミット2024(Japan Open Science Summit 2024 / JOSS2024、2024年6月17日(月)~6月21日(金)にオンラインおよびハイブリッド形式にて開催)」にて、国立研究開発法人 科学技術振興機構(以下JST)およびCHORUS(日本販売総代理店:株式会社紀伊國屋書店)による共同フォーラムを開催いたします。本年は『C OA、データ共有とコミュニティ』のカテゴリーで日米の登壇者をお招きしています。日本時間での開催となりますので、オープンアクセスに関心のある方は是非参加をご検討ください。

「JST/CHORUS JOSS2024フォーラム:公的資金による研究データのオープンアクセス」開催趣旨

今年、内閣府より公表された「学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた基本方針」において、2025年度から新たに公募を行う競争的研究費によって創出された学術論文、さらにその根拠データの即時オープン化が義務づけられ、研究成果の透明性や再現性などのさらなる向上が期待されています。研究データの扱いについて、研究機関は、この新たな方針に準拠した研究データに関わるポリシーを整備することが求められます。

海外では、各国の政府や助成機関により、研究データ公開の強化が進められており、米国においては、科学技術政策局(OSTP)による即時OAの方針において、政府機関にパプリックアクセス計画を策定することを義務づけています。このような状況で、研究データとリンクされた論文、講演要旨集、書籍等も急増しています。

JSTとCHORUSが共同で開催するこのフォーラムでは、日米から講演者を招き、研究データの公開に関するそれぞれの戦略を紹介するとともに、各国の政策に準拠するに際し研究者が直面する課題について議論いたします。

  • CHORUSのイベントご案内ページはこちら(英語)

開催概要

本フォーラムは「ジャパン・オープンサイエンス・サミット2024」の一セッションとしてオンラインで開催されます。

 

名称 JST/CHORUS JOSS2024フォーラム:公的資金による研究データのオープンアクセス
(C4:Data as an Output of Publicity Funded Research / ジャパン・オープンサイエンス・サミット2024のページが開きます)
開催日時 2024年6月20日(木)10:00 ~ 11:30
主催 国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)、CHORUS
開催手段 オンライン
参加費 無料
参加対象 資金提供機関、各研究分野の研究者、大学図書館員、URA、研究支援部門、IT基盤の研究開発者、政策立案者、企業・NPO関係者、市民科学者
申込方法 https://form2.jst.go.jp/s/joss2023_01(ジャパン・オープンサイエンス・サミット専用申込ページよりお申込みいただきます。)

プログラム・パネリスト

全ての講演は日本語と英語で行われます(同時通訳:株式会社NHKグローバルメディアサービス)。

  • ご挨拶:マーク・ロバートソン氏/CHORUS アジア太平洋開発ディレクター
  • 講演1「国際枠組みおよび日本国内でのオープンサイエンスの関連政策・動向について」
    村山 泰啓氏/情報通信研究機構
  • 講演2「我が国のオープンサイエンスを取り巻く状況及び文部科学省の取組みについて」
    土井 大輔氏/文部科学省
  • 講演3「研究データ管理に関するポリシーと実践:FAおよびプラットフォーム提供者の立場から」
    中島 律子氏/科学技術振興機構
  • 講演5「国際研究における各国助成機関のオープンサイエンスポリシー調整の重要性:課題と利益」
    シェリー・ストール氏/American Geophysical Union
  • 質疑応答、パネルディスカッション
  • 過去のCHORUS主催・共催イベント情報はこちら(資料公開中)
  • CHORUSが提供するオープンアクセス論文・研究データのモニタリングツール「CHORUS Institution Dashboard Service」商品カタログはこちら

CHORUS Institution Dashboard Service

本件についてのお問い合わせはこちらまでお願いいたします。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

(紀伊國屋書店 雑誌部 神野)