紀伊國屋書店出版部 新刊のご案内『ニコ・ティンバーゲン――動物行動学を築いたナチュラリスト』
ハンス・クルーク 著/垂水雄二 訳|紀伊國屋書店

新たな学問に熱狂した俊英たちの群像劇
動物行動学の確立に貢献し、1973年にノーベル賞をコンラート・ローレンツらと受賞したニコ・ティンバーゲンの生涯を、同郷オランダ出身でオックスフォード大学時代の弟子が、膨大な資料や関係者へのインタヴューをもとに描き出した本格評伝です。
著者は師の姿を美化することなく、批判や失敗、うつ病に苦しんだ日々、晩年の数々の躓きなども丹念に綴ることによって、生身の人間像を見事に浮かび上がらせています。
4月に逝去したデズモンド・モリスや、リチャード・ドーキンスもニコの門下から巣立ちました。50年代オックスフォード大学で、ニコのゼミに集まった俊英たちが自称した「ハードコア・グループ」の熱気に満ちた日々は、本書の読みどころのひとつです。
昨年12月、英国・動物行動研究協会主催の「ティンバーゲン講演」でアジア人初の講演者となった鈴木俊貴氏からも推薦コメントをいただきました。カバーや本文中にあしらわれた数々のイラストはすべてニコ自身の手になるもので、書物としての魅力を引き立てています。
「動物行動学を切り拓いたナチュラリスト、ニコ・ティンバーゲン。その生涯を弟子ハンス・クルークが生き生きと描き出す。貴重な写真やイラストとともに、当時の知の胎動が映画のようによみがえる。心に深く残る伝記」
――鈴木俊貴氏推薦[東京大学准教授・動物言語学者、『僕には鳥の言葉がわかる』(小学館)著者]
「クルークは巨匠ニコにふさわしい伝記を仕上げた。これは彼にしか書けなかった本だ。読み始めたら止まらなかった」
――リチャード・ドーキンス
書誌情報

『ニコ・ティンバーゲン――動物行動学を築いたナチュラリスト』
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ハンス・クルーク 著 垂水雄二 訳
46判上製 616頁 本体価格4,200円 2026年6月12日発売
ISBN:9784314012171 C0045
(紀伊國屋書店 出版部)