2023年始動、The MIT Pressの新たなイニシアチブ「shift+OPEN」とは
2023年、The MIT Press は新たなイニシアチブ「shift+OPEN」を発表しました。
この「shift+OPEN」は、既存の購読型英文ジャーナルを対象とし、最長3年間のOAモデルへの移行費用を負担することで、著者によるAPC支払いが不要のダイヤモンドOA出版モデルへと転換させるものです。OAモデル移行費用はArcadia Fundの支援を受けております。The MIT Pressは、この「shift+OPEN」により、将来的に持続可能なOA出版のために、資金調達モデルの開発をサポートしていきます。
The MIT Press「shift+OPEN」対象タイトル
The MIT Pressは、European Sociological Associationと提携し、European SocietiesとEuropean Journal of Cultural and Political Sociologyの2タイトルを、「shift+OPEN」を通じたダイヤモンドOA出版の対象としました。今回の2タイトルは、2025年から期間限定でダイヤモンドOA出版となります。
- 査読付き論文を掲載します。
- ヨーロッパ社会が直面する社会経済的・社会政治的課題、社会生活と社会文化の全ての側面を扱います。
- ジャーナル・インパクトファクター（2022）：8.1
- CiteScore/Scopus（2020）：11.4
- 査読付き論文を掲載します。
- 社会学的視点から、文化と政治の関係性を探求します。政治的文脈や文化的枠組みの中で、政治的、文化的現象を考察する論文を扱います。
- CiteScore/Scopus（2020）：1.8
The MIT Pressは、2024年以降も「shift＋OPEN」によるダイヤモンドOA出版を継続する予定です。
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（紀伊國屋書店 雑誌部 岩村）
