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ACM Open

本数無制限のオープンアクセス投稿が可能!ACM(国際計算機学会)の転換契約モデル

関連ワード:ACM オープンアクセス コンピュータサイエンス 転換契約  更新日:2024.04.10

提供元

ACM.Digital Library, Big Data,Computing,Data Science,Computing Machinery

ACM/Association for Computing Machinery(日本販売総代理店:株式会社紀伊國屋書店)

概要

ACM(Association for Computing Machinery/国際計算機学会)では、コンピュータサイエンス分野における共同研究やイノベーションを促進するというACMのゴールを達成するため、出版する全ての査読付き学術論文をACM Digital Library上でオープンアクセス(OA)とする、持続可能な未来を目指しています。
2025年12月31日までに刊行物の完全オープンアクセス化を目標として、独自の契約モデルであるACM Openを開発いたしました。

ACM Openは、ACMが作成するコンピューティング分野の決定版といえるオンラインデータベース ACM Digital Libraryのご利用と、ACMの刊行物へのオープンアクセス投稿がセットになった 契約モデルです。

ACM Openの特徴

  • ACM Digital Libraryプラットフォーム上でのACM刊行物フルテキストへのアクセスと、ACM刊行物へのオープンアクセス投稿がセットになった契約モデルです
  • オープンアクセス論文の投稿本数に上限はなく、承認等のお手続きはございません
  • 3年以上の複数年契約が条件となります
  • ACMにて契約機関のリポジトリへ投稿論文を自動でデポジットする設定が可能です

ACMサイトではACM Openについてより詳しい情報をご覧いただけます。
https://libraries.acm.org/subscriptionsaccess/acmopen

ACM Digital Library収録内容

ACM Digital Libraryとは、ACMの刊行物(Journal, Magazine, Proceedings等)の電子版であるACM Full-Text Collectionと、コンピュータ関連文献データベースのThe Guide to Computing Literatureが統合されたパッケージです。どなたでもご利用は可能ですが、ACM刊行物のフルテキストはオープンアクセスのコンテンツを除きご契約機関のみご利用いただけます。

ACM Full-Text Collectionは、ACMが刊行する主要定期刊行物60誌以上、会議録および30以上のSIG(Special Interest Group)会報誌、ニュースレターを収録。各記事にはCCS(Computing Classification System)分類コードが付与され、統計情報(被引用数、ダウンロード数)も表示されます。
ジャーナルタイトルによっては単体でのご契約も可能ですが、その場合提供されるのは契約年のコンテンツへのアクセスのみとなり、バックファイルへのアクセスは提供されません。バックファイルへのアクセスや、ACMの人気コンテンツである会議録(ACM Proceedings)は ACM Digital Libraryパッケージ契約でのみ利用可能です。

The ACM Guide to Computing Literatureは、1947年以降に刊行されたコンピュータ分野における雑誌記事、書籍、会議録、学位論文、テクニカルレポート、RFC(Request for Comments, Internet Engineering Task Force/IETFによる技術仕様関連文書)の書誌情報280万件以上収録します。うち80%近くがACM以外の刊行物です。

著者プロフィールページでは著者情報、掲載論文の被引用数やダウンロード数、機関プロフィールページでは機関全体での年度別論文数や被引用数、ダウンロード数を確認可能です。

ACM Digital Library
https://dl.acm.org/

※同一プラットフォームに搭載される電子ブック(ACM Books)の利用には別途ご契約が必要です。

価格について

ACM Openは独自のTier制(10段階)を採用しています。
Tierは機関の著者がCorresponding Authorとして出版した直近3年間の平均論文投稿数をもとに判定され、複数年契約の期間中はTierと価格が固定されます。複数年契約の終了後、引き続きACM Openを継続される場合は再度Tier判定がなされます。
再判定時にTierの価格が変動している場合は、最新の価格が適用されます。

※こちらは高等教育機関向けの価格となります。企業、研究機関は個別にお見積りいたしますのでお問い合わせください。

2024年価格表

Tier 直近3年間の
平均論文投稿数
価格
1 75+ USD 95,000
2 60-74 USD 70,000
3 40-59 USD 50,000
4 30-39 USD 35,000
5 20-29 USD 25,000
6 16-19 USD 20,000
7 12-15 USD 15,000
8 8-11 USD 12,000
9 4-7 USD   9,500
10 0-3 USD   6,000*

*ほとんど投稿のないTier 10機関向けの価格はACM刊行物のオープンアクセス投稿の割合が増えるにつれて下がる仕組みとなりますが、複数年契約の期間中は初年度の価格にて固定されます。

※表示外価を前月平均為替レートで換算した邦価に、弊社手数料及び消費税を加算したものがご契約価格となります。
※日本の消費税のリバースチャージ方式の対象です。

  • 教育機関や企業等、法人向けのサービスです。
  • 年間購読でのご契約となります。
  • 同時アクセス数は無制限です。

オープンアクセス論文の投稿について

ACMの刊行物のうち、ACMがプロダクションとライツを管理するマガジン、ジャーナル、会議録はオープンアクセス投稿が可能となります。
※IEEE、Sageとの共同出版タイトルについては以下をご覧ください。(2024.09追記)
https://libraries.acm.org/subscriptions-access/publications-eligible-for-oa

  • 論文のCorresponding AuthorがACM Open契約機関に所属し、その契約機関を第一所属機関として投稿した場合にオープンアクセス化の対象となります。
  • ACM Open契約期間内に受理された論文が対象です。

投稿論文がACM Open契約機関の投稿かどうかは、投稿時に利用されたメールアドレスのドメインを元に判断されます。
ご契約開始時は機関メールアドレスのドメイン一覧を提出いただき、論文投稿時はご提出いただいたドメインのメールアドレスから投稿いただく必要がございます。

    • オープンアクセス論文の投稿数に上限はございません。
    • 条件を満たした論文投稿は承認等の手続きなくオープンアクセス論文として投稿されます。

 

機関リポジトリへの論文デポジットについて

ご希望の契約機関には、所属著者がACMへ投稿した論文をFTP等を利用して自動で機関リポジトリへデポジットする仕組みを設定いたします。

  • ACM Open契約機関に所属するCorresponding Authorが投稿したオープンアクセス論文のVoR(Version of Record)
  • 共著者(Secondary Author)として投稿された論文の場合、Manuscript Versionのコピー

認証方式

IP アドレス認証

トライアル

ACM Digital Libraryは30日間のトライアルが可能です。
※オープンアクセス投稿はトライアルに含まれません

ACMとオープンアクセス

ACMでは、2025年12月31日までに刊行物をすべてオープンアクセス化することを目標としています。
実現に向けたプロセスは進んでおり、2024年4月現在、すでにACM Digital Libraryのコンテンツにはオープンアクセスとなっているものが多数ございます。

・ACMが1951年から2000年までに出版した50年分のバックファイルをオープンアクセス化
・ACMが出版するジャーナルのうち10誌はゴールドOA誌
・Communications of the ACM誌のオープンアクセス化
・ACM Digital Libraryに搭載された会議録のうちInternational Conference Proceedings Series (ICPS)のゴールドOA化

今後は残りのジャーナルや会議録ACM Conference Proceedingsのオープンアクセス化が検討される予定です。

詳細はこちらのACMサイトもご覧ください。
https://www.acm.org/publications/openaccess

本件についてのお問い合わせ、お見積りについては最寄りの紀伊國屋書店営業所もしくはこちらまでお願いいたします。

(雑誌部)

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