グローバル中世女性文学百科事典
The Palgrave Encyclopedia of Medieval Women’s Writing in the Global Middle Ages

Editors: Michelle M. Sauer (University of North Dakota, USA), Diane Watt (University of Surrey, UK), Liz Herbert McAvoy (Swansea University, UK)
2026:01 1,172 p. ISBN 978-3-031-87523-6 (Palgrave Macmillan / Springer) -DE-
EUR 249.99
Web販売価格 ¥50,597 (税込) / 標準価格 ¥69,021 (税込)
◇電子版(Ebook Central):Document ID: 32534112 / 標準価格¥88,132 (税込)
*2026年2月13日時点の価格です。実際の価格は、為替レートや出版社の都合により変動いたしますので、最新の価格は以下オンラインストアリンクをご参照ください。
*Web販売価格は、紀伊國屋書店BookWeb Proでご注文され、付帯作業を伴わない納品を行い、弊社標準書式による請求書を発行し遅滞なくお支払いただく場合、あるいは、クレジットカードでお支払いいただく場合に適用される販売価格です。
*Ebook Centralの詳細につきましては、こちらをご参照ください。
概要
西洋における「中世」(西暦500-1500年)は、女性の書き手が修道女などの宗教者あるいは教養層に限られがちであった事情もあり、女性文学にとっては空白期間と見なされがちでした。ところが、近年、ジェンダーの観点からの文学史の書き換えが急速に進められた中で、従来は光を当てられてこなかった多様な属性の女性たちが数多く発見されました。また、同時代の世界を見れば、日本の平安朝の文学は、世界文学の中でも声価を確立している清少納言や紫式部らの多数の女性の書き手たちを輩出しており、西洋のみならず中世の多様な地域の女性たちの著作に目を向けることで新たに見えるものもあります。
本書は、英米の女性中世文学研究者たちによる編集ながら、英国およびヨーロッパ全体はもちろん、アジア、中東、アフリカを含む文字通り「グローバル中世」における女性の書き手たちの活動を包括的に取り上げる、初のレファレンスです。18人の編集顧問は大半が英語圏の大学からですが、日本からも、菅野磨美(金沢大学)と久木田直江(明治大学)が加わっています。全341項目には、紫式部、小野小町ばかりでなく、菅原孝標女、後深草院二条、藤原道綱母などの多彩な日本の女性たちがエントリーされ、寄稿者には、原瑠璃彦(静岡大学)、工藤義信(石川県立看護大学)、リンジー・モリソン(武蔵大学)、新居達也(お茶の水女子大学)、高橋三和子(明治大学)らも含まれます。本書の射程には、近年の人文社会科学全般で注目を集める物質文化や交差性の視座も反映し、またグローバル中世の共通体験として、宗教の隆盛(キリスト教、イスラーム、仏教など)や疫病の流行にも注目しています。
中世英文学を越えて、日本文学、世界文学、女性文学全般の必携書として、おすすめいたします。
価格照会・ご購入
※本件についてのお問い合わせ、お見積りについては、最寄りの紀伊國屋書店営業所もしくはこちらのお問い合わせフォームまでご連絡ください。
収録項目例
- Abbey of the Holy Ghost/Abbaye du Saint Esprit (Tatsuya Nii)
- Aelred of Rievaulx, De Sanctimoniali de Wattun (Mami Kanno)
- Daibu / Kenreimon’in Ukyō no Daibu (Yoshinobu Kudo)
- Gofukakusa-in no Nijō (Lady Nijō) (Rurihiko Hara)
- Kasa no Iratsume (Lindsay Morrison)
- Michitsuna no Haha (Naoë Kukita Yoshikawa)
- Ono no Komachi (Thae-Ho Jo)
- Ōtomo no Sakanoue no Iratsume (Lindsay Morrison)
- Shikibu, Murasaki (Satoko Naito)
- Sugawara no Takasue no Musume (Mami Kanno)
(紀伊國屋書店 学術洋書部)