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【新宿本店3Fアカデミック・ラウンジ】アーティストと本 2「展覧会の記録と本」

2023.08.31

アーティストと本 2「展覧会の記録と本」

【日時】:2023年9月29日(金)18:00〜19:30
【登壇者】:齋藤春佳、山田志麻子
【会場】:紀伊國屋書店新宿本店3階アカデミック・ラウンジ
【URL】:アキバタマビ21「アーティストと本 2」WEBページ

 

【このイベントについて】

アーティストがつくる本の魅力とは、一体何でしょうか。
ウェブサイトやSNSなど、インターネット上で簡単にアーカイブを残せるようになった現在も、多くのアーティストが作品集や絵本、コミック、詩集、エッセイ集、論集など、自身の活動を本の形にまとめています。出版社や美術館、ギャラリーなどから出版する以外にも、内容はもちろん装丁まで全てアーティストが主体となって自由につくりあげることも増え、発行経緯や手段は多様になりました。「本」という媒体になる過程を経ることで、美術作品そのものからは見えにくい作家性の一面を、それぞれの本からは垣間みることができます。
アキバタマビ21で約12年間の活動をまとめたアーカイブ本の発行をするにあたり、改めて「アーティストと本」に注目したトークイベントを行います。

●対談 「展覧会の記録と本」
「アーティストと本」第2回の対談イベントは、「展覧会の記録と本」をテーマに開催します。
個人が展覧会のアーカイブを残す方法として最もよく見られるのは、SNSや自身のHPといったWEB上に掲載をする方法で、誰もが気軽にアーカイブを作り、見ることもできます。今回の対談では、そのようなアーカイブ方法がある一方で、1つの展覧会をより私たちの日常に物として介在しうる「本」の形にすることについて考えていきたいと思います。
登壇者は、絵画や映像、インスタレーションを制作しているアーティストの齋藤春佳さんと、うらわ美術館学芸員で、アーティストが作る本についての展覧会企画や執筆もされている山田志麻子さんです。
齋藤さんには、アーティストの視点から自身の普段の制作と1つの展覧会を本という形にすること、展覧会や本にまつわる時間のあり方について、山田さんには、学芸員の視点から展覧会の図録を作ることやアーティストブックの話を中心に対談頂きます。

 

【参加方法】
無料でご観覧いただけるイベントです。

◇ご参加:事前にご予約をお願い致します。
☆申込から参加の手順☆
①下記チケットサイトにて「参加チケット」を申し込む。
②受付:当日は開演20分前の17:40よりご入場いただけます。
会場受付にてPeatixのチケットをご提示ください。

▶お申込はこちらから(Peatixサイトに繋がります。お申込にはPeatixアカウントが必要です。お持ちでない方は、新規登録の上お申し込みください。)

※ご予約なしでもご覧いただけますが、声が聞こえにくい、登壇者が見えにくい可能性もございますのでご了承くださいませ。
※お申し込み画面にてご入力いただいた情報は、本イベントに関するご連絡以外の目的には使用しません。
※本イベントの様子を写真撮影・動画で録画することがございます。
活動記録として保管することなどを目的に撮影させていただくものです。
イベントへの参加に際して、あらかじめご了承ください。
※紀伊國屋書店のプライバシーポリシーはこちら

 

【登壇者】

齋藤春佳
1988年長野県生まれ。東京都を拠点に活動。多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。時間を【重力や物体の運動エネルギーによる変化の総体】と捉え、出来事を時空間の構造と結び付けた絵画や映像、インスタレーションを制作。主な展覧会に「レター/アート/プロジェクト『とどく』展」(渋谷公園通りギャラリー、2022)、 「VOCA展2022現代美術の展望─新しい平面の作家たち─」(上野の森美術館、 東京)など。

山田志麻子
東京藝術大学大学院美術研究科美学専攻修了。美術館開設準備室を経て、2000年よりうらわ美術館学芸員。主な担当展覧会に「もうひとつの扉―20世紀・アーティストの本」展(2000年)、「アートが絵本に出会うとき─美術のパイオニアたちの試み」展(2013年)、「雰囲気のかたち─見えないもの、形のないもの、そしてここにあるもの」(2022-23年)他。単著に「ディーター・ロート Die Ro Pe Pr Por (Containers)」(Fuji Xerox Print Collection、2012年)他、共著に『ブック・アートの世界─絵本からインスタレーションまで』(水声社、2006年)他。

 

(紀伊國屋書店 新宿本店・アカデミックラウンジ事務局)