新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大防止策として、4月開講の授業をオンラインに切り替える大学が続出しています。
社会情勢が落ち着いた後もオンライン教育の活用は拡大するものと思われます。本記事では、現在の動向と紀伊國屋書店がお役に立てる具体的なサービスをご紹介しています。大学での授業オンライン化対応へのまとめ資料として、本記事をご活用いただければ幸いです。
オンライン教育の全般動向 / 学習と教育の継続へ向けた電子資料アクセス / 学外アクセス提供のツール / 学外からの図書館業務 / 改正著作権法と遠隔授業での著作物利用
オンライン教育の全般動向
多くの大学でオンライン授業を開始し、その内容が紹介されています。ここでは、最も早くほぼ全ての講座をオンライン化したことで話題となった日本薬科大学をご紹介します。
日本で一番早い!?全学オンライン授業導入(日本薬科大学)
はじめよう!オンライン授業(日本薬科大学)~トラブルシューティング編~
また、国立情報学研究所が主催で「4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム」が設けられ、現在までに6回のシンポジウムが開催されています。
【第6回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(5/1オンライン開催)
主催:国立情報学研究所 大学の情報環境のあり方検討会
https://www.nii.ac.jp/news/2020/0325.html
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学習と教育の継続へ向けた電子資料アクセス
電子書籍
データベース
下記を始め多数の電子データベースを取り扱っております。各商品の利用規定に定められた範囲での学外アクセスが認められています。
国内外出版社のCOVID-19支援の取り組み
海外では国際図書館コンソーシアム連合(ICOLC)が出版社へ支援を要請する声明を出し、そちらに応じる形で各出版社が支援を実施・その後拡大しています。国内では大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)がICOLC声明への支持表明を行い、医学看護学版元を中心にCOVID-19研究・学習支援としてコンテンツ無償提供、あるいはリモートアクセス支援を行っています。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tag/covid-19/
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学外アクセス提供のツール
認証の観点から”学内でしか閲覧できないコンテンツ”が多々あり、在宅研究・学習に大きな障壁になっている機関様へのご案内として、「EZproxy」をご紹介します。
「EZproxy」は、学生・先生方に学内と同じようにオンラインデータベース、電子ジャーナル・ブックを活用いただくためのツールです。詳細は以下をご参照ください:
OCLC EZproxy (クラウドサービス)
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/oclc/ezproxy.htm
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学外からの図書館業務
弊社の収書支援システム「PLATON」は、在宅での選書利用に対応しており、週刊和書新刊速報「PLATONウィークリー」や、学術電子図書館「KinoDen」の選書機能を提供しています。詳しくは以下の記事をご覧ください:
図書館職員の在宅勤務と、収書支援システム「PLATON」
https://mirai.kinokuniya.co.jp/2020/04/11287/
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改正著作権法と遠隔授業での著作物利用
2018年5月公布の改正著作権法により、授業目的の著作物の利用範囲が従来より柔軟になりますが、一方で一定額の補償金が定められることとなりました。COVID-19対策の一環として、2020年度は補償金が無償となります。ただし、無制限に複製ほかの利用ができるわけでは無く、運用指針の確認が重要です。
一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会 SARTRAS
https://sartras.or.jp/
令和2年度における授業目的公衆送信補償金の無償認可について(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2020042401.html
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