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【DNSA】U.S.-Russia Relations: From the Fall of the Soviet Union to the Rise of Putin, 1991-2000

アメリカとロシア:ソビエト連邦の崩壊からプーチンの台頭まで

関連ワード:Clarivate DNSA ProQuest 米国機密解除文書  更新日:2024.08.28

Digital National Security Archive (DNSA)は、機密解除文書を中心にアメリカ政府の外交関連文書を収録するデータベースです。
重要な国家政策の形成・施行過程に関するアメリカ政府機関の文書を収集・公開する非営利団体、 The National Security Archive(NSA、アメリカ国家安全保障アーカイブ)とClarivate(旧ProQuest)の協力の下、NSAの所蔵文献の中から特に重要な文献を選び、学術研究向けに編纂して提供します。
データベース化に際しては、情報公開法を積極的に活用してより包括的に資料を入手し、最新の機密解除文書を多数収録しています。 収録する資料は、NSAが選抜した専門委員団が明確な選定基準に基づいて選定し、さらに、学術利用に耐えうる書誌索引情報を付与しています。
(提供元:Clarivate(旧ProQuest))

アメリカとロシア:ソビエト連邦の崩壊からプーチンの台頭まで

ロシア連邦の建国から10年間の米露関係を探る
1991年のソビエト連邦の崩壊およびロシア連邦の建国から、プーチン大統領の就任までの10年間を対象として、米露関係に関する2,400点の文書を収録するコレクションです。米国国務省、国防省、米国大使館・領事館、米国国家安全保障会議、ホワイトハウス、ロシア議会等が所有する文書を収録し、大統領府を含む政府高官の意志決定およびロシアの外交姿勢を調査することができます。
エリツィン大統領・クリントン大統領間における米露協力関係の構築、ロシアによるNATO拡大への反対、プーチン大統領の就任直後に感じられる冷戦回帰など、1991年からの10年間は米露関係を分析するうえで肝要な時期です。
さらに当コレクションは、Nunn-Lugar Projectによって収集された、米露の戦略核兵器削減のための協力関係における、脱核兵器、核不拡散に関する文書も収録します。米露のみならず、カザフスタンやウクライナの政府高官が参加した機密会議のために用意された資料等、兵器削減に対する各国の姿勢を記録した貴重な資料群です。

<PDF資料はこちらをご覧ください>

トピック例

  • ヨーロッパの安全保障問題
  • 各地域で発生した紛争への対応
  • 民主化
  • 核兵器削減、核不拡散
  • ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタンからの核兵器撤退に関する交渉
  • チェチェン紛争とロシア
  • 旧ユーゴスラビアにおける
  • 平和維持活動へのロシアの参加
  • NATOの東欧・中欧への拡大とロシアの交渉
  • オリガルヒの台頭

ハイライト

当コレクションのハイライトとして、ロシアがNATOの拡大に反対し、試行錯誤する様子を記録した文書が挙げられます。1977年に署名されたロシアNATO基本議定書について、エリツィン大統領は「強制された1歩(forced step)」であり、NATOの拡大へ反対する本音とは裏腹に、署名せざるを得ないものだったとクリントン大統領へ語りました。さらに、NATOを冷戦時の同盟と認識するロシアは、NATOの拡大ではなく、新たな欧州の安全保障機構を構築・強化するよう、米国政府高官へ説得を重ねました。
NATO拡大に対するエリツィン大統領の思惑、そしてロシア議会による反NATO派閥の活動等を記録し、NATOとロシアを巡る状況を明らかにします。

収録文書例

  • [Thickening Our Defense Relationship with the Russian Armed Forces]
    米国防長官であるレス・アスピンが、アメリカが打つべき更なる手立てをクリントン大統領へ提案しています。それは「強固で本質的な関係(thick substantive relationship)」「個人レベルでの密な信頼関係(intense personal engagement)」を築くことであり、資金援助等、米国がロシアへの関与を今後働きかけるべきだと、アスピンは主張します。さらに、米国がロシアと軍事的な協力関係を築けなければ、「ロシアは現在も進行しているロシア革命の向こう側へ行ってしまう(they will go over to the other side in the ongoing Russian revolution)」とも述べ、米国の関与の重要性を訴えています。
  • [The Secretary’s Meeting with NATO SYG Manfred Woerner, March 3, 1993]
    NATOの事務総長であるマンフレート・ヴェルナーが、1993年3月1日から3日にかけて、ワシントンD.C.を訪問し、クリントン大統領、アンソニー・レーク国家安全保障アドバイザー、ウォーレン・クリストファー国務長官と会談した内容を要約した電報です。
    NATOサミットの開催意義、東欧諸国に対するNATOへの関与の働きかけの強化などが議題であり、NATOの拡張を明確に提起した、クリントン政権の最初の文書の1つです。

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