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Digital National Security Archive:東アジア、東南アジア

日本、韓国・北朝鮮、中国、フィリピン、ヴェトナム

関連ワード:ProQuest データベース 国際関係 外交政策 政治 米国 米国機密解除文書  更新日:2020.05.30

Digital National Security Archive(アメリカ外交政策極秘文書シリーズ、DNSA)より、東アジアと東南アジアに関するコレクションを紹介します。

 

日本とアメリカ・1:外交、安全保障と経済、1960-1976年
Japan and the United States: Diplomatic, Security, and Economic Relations, 1960-1976

安保条約改定から貿易・金融摩擦まで、日米関係の発展史をアメリカ政府諸機関の一次資料で辿る
アメリカの対日政策に関する公文書約1,400点・7,000頁以上が国務省、国防総省、通商代表部、CIA等から集められ、初めて年代順に編集、 詳細なクロス・インデックスが完備された状態で出版されました。編集には入江昭ハーバード大学教授はじめ日米両国の第一線の研究者が協力。 アメリカの対アジア政策の推移を再検証する上でも欠かせない貴重な文献です。
収録テーマ例

  • 核持込みを巡る日米安保条約の「事前協議」問題
  • アメリカ政府による自民党への隠れた資金供与計画
  • 沖縄返還交渉の推移とアメリカによる沖縄への政治的介入の画策
  • GATTケネディラウンド時の日米経済協議
  • ヴェトナム戦争の激化と日米協力体制への影響
  • アメリカ国務省・CIAによる日本政治の評価
  • 在日アメリカ大使館から本国政府への報告書
  • ニクソンショック後におけるニクソン大統領と佐藤・田中両首相との首脳会談の記録

 

 日本とアメリカ・2:外交、安全保障と経済、1977-1992年
Japan and the United States: Diplomatic, Security, and Economic Relations, 1977-1992

冷戦後期からポスト冷戦期に向かう日米関係の展開を示す
1980年代の資料を中心に1960年代からの文献も一部含め、1,751点にのぼる資料を収録します。 その大半は今回初めて公開に至った文献です。アメリカ国務省、国防総省、商務省、財務省、駐日アメリカ大使館、 カーター&レーガン両大統領図書館など、数多くの機関に散在していた文書が初めて、体系的な形で利用可能になります。
カーター、レーガン、ブッシュ各大統領と歴代日本首相とのサミット関連資料、日本の貿易障壁について記された アメリカ通商代表部(USTR)の覚書、湾岸戦争での日本の貢献に関するアマコスト前駐日大使からの外電など、 当時の主要な外交・経済・安全保障問題の研究に新たな視点を与える、貴重な一次資料です。

 

日本とアメリカ・3:外交、安全保障と経済、1961-2000年
Japan and the United States: Diplomatic, Security, and Economic Relations, 1961-2000

ケネディからクリントンまで、日米関係を読み取る最新の機密解除文書を収録!
各大統領図書館より収集した情報や、多くの政府機関への数百回の開示請求を経て採録した機密解除資料など、最新の資料約900点を体系的に収録します。
20世紀最後の40年間における日米間の重要事項―沖縄返還、日米間の緊張緩和および中国との国交回復に引き続く軍事関係、朝鮮半島と安全保障、 1980-1990年代の貿易摩擦などを広く取り上げます。現在の世界経済危機や東アジア・環太平洋地域の地政学的な発展を理解するうえでも重要な情報源です。
ニクソン、フォード、カーター、レーガンと日本側の談話メモ、日米安全保障協議委員会会議の詳細報告、 ロバート・ルービン米財務長官と日本の財務事務官の会合の概要書などの貴重な文献を含みます。

 

アメリカと南北朝鮮・1:1969-2000年
The United States and the Two Koreas (1969-2000)

ニクソン政権からクリントン政権にいたるまでアメリカ合衆国と南北朝鮮との関係を幅広く取り上げる!
アメリカ合衆国-韓国間の外交・安全・経済関係、および、敵対的な対応をとる北朝鮮に対する合衆国の対応の2つの面を取り上げます。
1969年4月15日、日本海上で合衆国の偵察機EC-121が北朝鮮のMiG-17s機に撃墜された事件へのニクソン政権の対応から、 クリントン政権時代の核抑止努力までの出来事を収録の対象とします。
本コレクションは国立公文書館や大統領図書館で調査編纂された歴史的資料に加え、国務省、国防総省、CIA その他の政府機関が公開した約1,800の文書を収録します。 多くが機密解除されたもので、重要なテーマや出来事を幅広く取り扱います。
アメリカ海軍EC-121機撃墜の報復として計画された北朝鮮への軍事攻撃の詳細、北朝鮮の経済悪化、 金日成から金正日への政権交代、韓国における政治的な自由化(光州事件から金大中大統領当選まで)、 2000年南北首脳会談、北朝鮮の地域安全保障への脅威に対する国際外交に焦点をあてた日本、中国、ロシア他との秘密会談といった内容が含まれます。

 

アメリカと南北朝鮮・2:1969-2010年
The United States and the Two Koreas, Part II, 1969-2010

オバマ政権に至る40年間あまりのアメリカと南北朝鮮の関係を一次資料で辿る
韓国と北朝鮮に対するアメリカの外交政策を、最新の機密解除文書を含む政府機関の文書から明らかにするコレクションのパート2です。 本コレクションでは、ニクソン政権からオバマ政権に至る40年間あまりを対象に、南北朝鮮に関するあらゆる出来事、 論点をカバーする1,634点の政府資料を収録します。国務省、国防総省、CIAをはじめとする政府の諸機関から取得した資料に加え、 編集委員が慎重に選定した上で、ウィキリークスのウェブサイトから収集した資料も収録します。
<収録資料(例)>
ブッシュ(父)政権期:国務長官のための早朝要約書抜粋 など
クリントン政権期:北朝鮮の核の脅威を抑制しつつ、通貨危機に対応する外交方針を証言する資料
ブッシュ(子)、オバマ政権期:「悪の枢軸」、米朝枠組み合意、北朝鮮の核兵器開発、6者協議など、未だに記憶に新しい北朝鮮の脅威に対するアメリカの外交政策を、政府の内部文書から明らかにします。

 

中国とアメリカ:敵対から関与へ、1960–1998年
China and the United States: From Hostility to Engagement, 1960-1998

敵国、軍事戦略上のパートナー、輸出向けの広大な市場-過去40年間におけるアメリカにとっての中国の位置付けと米中関係の変化を再検証!
アメリカの対中国・台湾政策に関する通信文、協定、報告書、内部メモなど各種資料が利用しやすくインデックス付けされています。 国防総省、国務省、国家安全保障委員会などアメリカの各種政府機関から集められた資料は、数にして2,000点以上・約15,000ページに及びます。 さらに、駐中アメリカ大使館の資料や軍備管理、人権問題に関する中国の白書までも一部収録します。

主な収録テーマ

  • アメリカの中国核施設破壊計画
  • ニクソンとキッシンジャーの訪中
  • アメリカの対台湾政策
  • 天安門事件と中国国内の人権問題
  • 中国の国内情勢に関するアメリカの諜報レポート
  • 中国の国防体制と軍事力
  • アメリカ-中国の軍事協力体制
  • アメリカの対中政策に対する貿易問題の影響力

 

アメリカの諜報機関と中国:情報収集、分析、秘密調査
U.S. Intelligence and China, The: Collection, Analysis, and Covert Action

中国に対するアメリカの諜報活動
本コレクションは、中華人民共和国および中華民国に対するアメリカの諜報活動に関する、機密解除された文書2,300点強を収録します。 1945年から現在までの期間を対象に、情報収集活動、相手国の外交政策、軍事政策・軍事力、内政、経済、科学、テクノロジー・産業、 リーダーシップなどに関する事項を取り扱います。本コレクションは『中国―アメリカ関係』『大量破壊兵器に関するアメリカの諜報活動』の2コレクションの補完的な役割を果たします。
収録文書は多岐にわたる情報源より入手しています。

  • 国家情報会議(the National Intelligence Council)の”Tracking the Dragon collection”
  • アメリカメリーランド州College Parkにあるアメリカ国立公文書館のCIAによる”CREST collection”
  • CIAのウェブサイト上にあるPOLO、ESAU、CAESAR各コレクション
  • 情報公開法に基づく公開請求
  • その他のアーカイブ調査

 

フィリピンとアメリカ:マルコスの時代、1965–1986年
Philippines, The: U.S. Policy During the Marcos Years,1965-1986

アメリカとマルコス政権の対立した利害関係の歴史は、第三世界に対するアメリカ戦略の濃縮されたケーススタディである
20年にわたるマルコス政権期におけるアメリカの対フィリピン政策を分析するための貴重な一次資料です。 資料の大半は、マルコスの初政権が成功していた1965年後半からイメルダ夫人・側近60人と共にハワイへ逃亡した1986年までのもので、 他に関連裁判資料も含まれています。
主な収録内容

  • ジョンソン政権の秘密裏の援助によるフィリピン市民のベトナム派遣工作
  • 1966年・1982年のマルコスとイメルダ夫人のアメリカ公式訪問
  • ジョンソン(1966年)・ニクソン(1969年)・フォード(1975年)大統領のフィリピン訪問
  • 1972年の戒厳令施行
  • 1970年・80年代の共産主義とイスラム主義の台頭
  • 1983年のアキノ氏暗殺とそれに伴うアメリカの政策的変化
  • マルコス終焉を告げた1986年の不正選挙戦

 

ヴェトナム戦争時のアメリカの政策・1:1954-1968年
U.S. Policy in the Vietnam War, Part 1: 1954-1968

ヴェトナム戦争に対するアメリカ政府の関与と意思決定の内幕が今、明らかに
ヴェトナム戦争に関する、比較的よく知られた資料と、新たに機密解除された資料の両方を収めます。 ホワイトハウスでの内部協議、安全保障会議、国務省、国防総省をはじめとする政府諸機関の文書から、 初期の軍事経済援助が米ソ対立の代理戦争へと展開していくまでの過程を明らかにするとともに、CIA、陸海空軍の諜報を担当する国防情報局、 各国の大使館、軍部、特に南ヴェトナム軍事援助司令部(MACV)、そして軍属の諸機関からの時々の情勢の詳細な報告書により、 個々の事件や戦闘の詳細をも調査することができます。また、南北ヴェトナム、ソ連をはじめとする諸外国の政府機関の文書も収録します。

 

ヴェトナム戦争時のアメリカの政策・2:1969-1975年
U.S. Policy in the Vietnam War, Part 2: 1969-1975

大規模な収集活動に基づく、かつて無い規模の広範な公文書コレクション
サイゴン陥落の1975年までの文書を収録する、ヴェトナム戦争の最終局面に関するもっとも重要なコレクションです。 外交、軍事、諜報などヴェトナム戦争に関するあらゆる側面を明らかにするニクソン・フォード政権下の機密文書と、 Part Iの内容を補足する資料を複数の機関から収集、提供します。後者には、和平に関する資料、ペンタゴンの文書、 国務省情報研究局によるこの戦争の遡及的分析のうち、初期に行われたものなどが含まれます。

 

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