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Digital National Security Archive:アメリカの外交政策と安全保障

核、軍縮、キッシンジャー、テロ

関連ワード:ProQuest データベース 国際関係 外交政策 政治 米国 米国機密解除文書  更新日:2020.05.30

Digital National Security Archive(アメリカ外交政策極秘文書シリーズ、DNSA)より、アメリカの外交政策と安全保障に関するコレクションを紹介します。

 

アメリカ 核の歴史・1
U.S. Nuclear History: Nuclear Arms and Politics in the Missile Age, 1955-1968

冷戦時代の最重要機密だったアメリカの核開発計画について、ソ連崩壊後に初公開された文書!
1955年から1968年にかけての核軍拡の時代を記録したアメリカの公文書 1,441点・約2万頁分を提供するコレクションです。 国防総省・CIA・国務省・国家安全保障委員会など、複数の機関から収集された文書です。
アメリカ空軍が最初にB-52爆撃機を配備した1955年から始まり、アイゼンハウアー大統領の主導による大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発、 1960年代の西欧諸国の核武装を経て、米ソによる軍備管理の時代を迎える1968年までをカバーしています。

 

アメリカ 核の歴史・2
U.S. Nuclear History, 1969-1976: Weapons, Arms Control, and War Plans in an Age of Strategic Parity

米ソの核戦力が均衡した時代の軍備制限と戦略
冷戦期のアメリカの核兵器政策に新たな光を投げかける、政府内部の貴重な一次資料のコレクションです。 新たに機密解除された2,291点の文書を収録、そのほとんどは当コレクションにおいて初めて出版されるものです。

Part 1の続編として、核時代の展開を理解するうえで重大な期間である ニクソン・フォード政権下の1969年から1976年の文献を収録します。 ニクソンが大統領に就任した1969年、ソヴィエトは核兵器を増強し、アメリカはソヴィエトに対する軍事的優位を失いつつありました。 当コレクションは、この難局にあって、無制限の軍拡から軍備制限へとアメリカの核政策を大きく転換させたニクソン、フォードの政策を詳らかにします。

 

アメリカ 核不拡散問題
U.S. Nuclear Non-Proliferation Policy, 1945-1991

広島・長崎への原爆投下からIAEAによるイラク核視察までアメリカの核不拡散政策の全容を公開!
アメリカの核政策に関する、最も包括的な一次文献のコレクションです。第二次大戦直後から東西対立の時代を経て冷戦終結に至るまでの、 アメリカの核戦略の発展・変容過程が伺えます。
国防総省・国務省・エネルギー省などの所蔵に基づく約2,700点・14,000頁の資料を収録。従来機密扱いとされていた資料を豊富に収録します。

 

アメリカ 核不拡散問題・2 Part1
U.S. Nuclear Nonproliferation 2, Part I; From Atoms for Peace to the NPT, 1954-1968

核不拡散条約(NPT)の交渉の詳細を明らかに
機密解除文書を中心に、アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン政権の核不拡散政策に関するアメリカ政府の当時の文書を2,301点収録するコレクションです。この時代には、核兵器の拡散が国際的な安定と国際社会におけるアメリカの地位に悪しき影響を与えかねないという懸念が高まり、アメリカは輸出規制、 国際原子力機関の創設、核実験禁止条約、国際的な核不拡散協定など、核不拡散のための様々な政策をとりました。
当コレクションは、1960年代の核不拡散条約(NPT)の交渉を中心に、国際原子力機関の創設の試みや、同機関の保障措置とは別に米政府の行っていたフランス・中国・インド・イスラエルなどの核開発計画の監視など、核不拡散問題の歴史を研究する上で重要なトピックに関するアメリカ政府の一次資料を提供します。<詳細資料を見る>

 

ラムズフェルドの機密メモ:スノーフレーク・1
Donald Rumsfeld’s Snowflakes, Part I: The Pentagon and U.S. Foreign Policy, 2001-2003

9.11テロからアフガニスタン・イラク攻撃へと至る重大な時期の、国防総省内部の機密文書
2001年~2003年に、ドナルド・ラムズフェルドが長官として国防総省内で職員への指示や状況の把握に用いた短い機密メモ、通称「スノーフレーク(雪片)」を集めたデジタル・コレクションです。
2001年~2003年は、国防総省も直接攻撃を受けた9.11テロ、アフガニスタンへの軍事攻撃開始、そしてイラク戦争の開戦へと至る米国史上有数の激動の時期であり、ラムズフェルドはブッシュ大統領の国防長官として、米国の政策と軍事行動を主導したメンバーの一人です。スノーフレーク・メモは、この時期のラムズフェルドとその足下の国防総省内部の動きに新たな証言を加える、貴重な一次史料です。
これらのメモは2011年にラムズフェルドの回顧録によりその存在と一部の内容が明かされたものの、国防総省が長らく開示要求に応じず、非営利団体National Security Archiveによる情報開示の訴訟によってこのたび初めて大規模な開示に至りました。機密解除文書はその性質上、収集が断片的になりがちですが、幸いにもスノーフレークは大部分がまとまって管理されていたため、体系的な収集に成功しました。当「パート1」では、 2001年(1,193点)、2002年(2,679点)、2003年(2,400点)のメモを刊行します。
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ラムズフェルドの機密メモ:スノーフレーク・2
Donald Rumsfeld’s Snowflakes, Part II: The Pentagon and U.S. Foreign Policy, 2004-2006

イラク戦争、アフガニスタン紛争、対テロ戦争など、激動の時代のアメリカ政府の貴重な内部資料
パート1(2001年~2003年)に続き、2004年から2006年にラムズフェルドが国防総省長官として作成した機密メモ「スノーフレーク」を収録するコレクションです。3,994点のスノーフレークを含む、24,473ページの文書を収録しています。パート1・パート2で、既知の「スノーフレーク・メモ」を網羅します。
ブッシュ政権の第二期に国防総省長官としてラムズフェルドが直面した様々な問題-対テロ戦略やアフガニスタンとイラクでの戦争から、ホワイトハウスとのやりとり、ペンタゴンの官僚組織との争いまで-に関する、政府内部の率直なメモであり、激動の時代のアメリカの安全保障の概略図を提供します。
スノーフレークのみならず、各所からラムズフェルドへの回答文書も一部含まれています。これらのやりとりからは、イラクとアフガニスタンでの戦闘、対テロ戦争、アブグレイブ刑務所、グアンタナモ湾収容所など、アメリカの悪評高い政策の意志決定の過程に新たな資料を提供します。

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キッシンジャー・テレコン:アメリカ外交の逐語記録、1969-1977年
Kissinger Telephone Conversations, The: A Verbatim Record of U.S. Diplomacy, 1969-1977

「キッシンジャー秘録」などの回顧録にも語られなかったキッシンジャー外交の新たな一面に迫る一級資料
ニクソン、フォード両政権で補佐官・国務長官を歴任したキッシンジャーが外交の渦中で残した、 大統領・政府高官・外交官・ブレーンたちとの通話筆記録を収録するコレクションです。
キッシンジャーの命によりホワイトハウスまたは国務省スタッフが筆耕、現在ニクソン、フォード各大統領図書館 およびアメリカ国立公文書館(NARA)に所蔵されている通話筆記録(transcripts)15,000点、録音50点以上を収録します。
ソビエトとの緊張緩和、ヴェトナムへの軍事介入と和平交渉、中東和平会談、中国との国交樹立などを題材に、 ニクソン大統領、レアド、シュレジンジャー各国防長官、ジョージ・ブッシュ国連大使、ラムズフェルド大統領顧問(いずれも当時)らと 交わした電話協議の逐語記録。時には通話中の同席者の言動などについても記録されています
既刊コレクションの『キッシンジャー・トランスクリプト』『キッシンジャー・カンバセーションズ・サプリメント・1、2』とあわせてご利用になることで、 ニクソン、フォード時代の米外交政策の中核に迫ることが可能になります。

 

キッシンジャー・トランスクリプト:アメリカ外交の逐語記録、1969-1977年
Kissinger Transcripts, The: A Verbatim Record of U.S. Diplomacy, 1969-1977

秘密主義的な外交スタイルで知られるキッシンジャーの非公式会談&公式会議発言を克明に記録!
ヴェトナム戦争の終結、対ソ連デタントと米中和解の推進、チリにおけるピノチェトへの支援とアジェンデ政権転覆への介入など、 キッシンジャーが関与した当時の主要な外交・安全保障問題の数々に対して新たな研究視座を提供する、貴重な一次資料です。
国家安全保障担当大統領補佐官として(1969-75年)、また国務長官として(1973-77年)、キッシンジャーがニクソンおよび フォード政権のアメリカ外交政策形成において果たした中心的役割を明らかにします。
収録された2,163点の文献の大半は、1998-2000年に大統領令12958号に基づき機密解除され、 現在はアメリカ国立公文書館(NARA)に所蔵されている文献です。 その多くは、キッシンジャーと国家安全保障会議(NSC)のスタッフにより作成されたものです。

 

キッシンジャー・カンバセーションズ―サプリメント・1
Kissinger Conversations, Supplement: A Verbatim Record of U.S. Diplomacy, 1969-1977, The

ニクソン、フォードの政策に新しい光を当てる
ヘンリー・キッシンジャーが政府の要職にあった期間は、まさに現代世界におけるアメリカの位置が決定づけられた期間であり、彼の実績はアメリカの外交指針と政策決定の過程に今なお強い影響を及ぼしています。
当コレクションはニクソン、フォード政権下のキッシンジャーの政策決定と外交について、新たに情報を提供する639点の資料を収録します。 様々なトピックを包含し、最新の機密解除文書―国家安全保障会議や、国務省、外訪時の会議におけるメモ、電話記録、逐語記録―を含みます。

とりわけ、キッシンジャーと世界の重要人物との対談を記録した非公式のメモは、アメリカの政策にとどまらない重要性をもち、電話会談を含むキッシンジャーの発言の逐語的な記録は、アメリカの政策決定、特に大統領の意思決定の過程に関する比類のない内部資料です。

 

キッシンジャー・カンバセーションズ―サプリメント・2
The Kissinger Conversations, Supplement II: A Verbatim Record of U.S. Diplomacy, 1969-1977

2016年リリース、最新の機密解除文書
ヘンリー・キッシンジャーの業績は現在もアメリカの外交と意思決定に大きな影響を与えています。 彼が大統領補佐官・国務長官であった期間は、アメリカの外交政策を良かれ悪しかれ決定づけた期間とみなされています。
当コレクションは、ニクソン・フォード政権でキッシンジャーが政策決定と外交に果たした役割に焦点を当てた980点の資料を編纂し、 キッシンジャーに関するDNSAの既刊コレクションを補完するコレクションです。新たに機密解除された電話記録、 国務省・ホワイトハウスで行われた会議の記録などを収録します。 このうち、電話記録の大半は、業務上の権限を理由に国務省が公開を拒否していたもので、アメリカ国家安全保障アーカイブによる公開請求の訴訟を経て公開に至りました。
これら元・非公開文書の大半はキッシンジャーと国家安全保障顧問のスコウクロフトの会話記録です。彼ら2人はフォード政権の意思決定における、 非常に重要な情報源でした。これらの記録は外交・安全保障のみならず、アメリカ史の多くの分野で価値をもつものです。

収録例

  • ヴェトナム戦争及びラオス・カンボジアでの軍事行動
  • 中東和平交渉
  • ヨルダン、キプロス、アンゴラ紛争
  • 戦略兵器制限交渉
  • 共和党の政策
  • 1970年、チリの軍事クーデターをCIAが支援した作戦でキッシンジャーの果たした役割を、1975年に議会が調査したもの
  • 1976年、南北朝鮮の非武装地帯で米兵が攻撃されたいわゆるポプラ事件

 

カーター政権期の外交政策1977年-1981年:政府高官による機密メモ
U.S. Foreign Policy in the Carter Years, 1977-1981: Highest-Level Memos to the President

米国第39代大統領ジミー・カーター氏の任期中に、大統領と各政府高官との間を往来した外交関係の機密メモおよび国家安全保障会議の記録など、新たな機密解除文書を中心に2,500点・8,900ページを収録するコレクションです。それらの文書には、政府高官からの助言やカーター大統領の直筆の注釈が含まれ、外交政策制定に至るまでの大統領の綿密な思考過程を明らかにします。
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国家安全保障に関する大統領指令・1:トルーマンからクリントンまで
Presidential Directives on National Security,Part I: From Truman to Clinton

外交・国防・諜報・経済政策など国家安全保障の諸局面を徹底解明!
国家安全保障会議(National Security Council)の文書をはじめとする、安全保障関係の政策趣意書・覚書・大統領指令などを、 トルーマン政権時代からクリントン政権時代にわたって網羅します。
機密解除文書およそ2,100点(30,855頁)を精選収録し、 各大統領の政策的判断の差異を研究する第一級の資料となる他、米ソ関係やアメリカの対アジア政策、核非拡散問題など、特定の問題の研究にも有用です。

 

国家安全保障に関する大統領指令・2:トルーマンからG.W.ブッシュまで
Presidential Directives on National Security,Part 2: From Truman to George W. Bush

アメリカ安全保障政策の展開を明らかにする最新資料!
歴代のアメリカ大統領から発せられた、広義の安全保障に関する最重要文書が網羅されています。 1994年以降に初めて機密解除されたものを中心に、1,836点の文書(23,612頁)を収録します。 収録文書の個別テーマは、対外政策、国防政策、諜報戦略、国際経済政策から大統領府の組織構造まで、多岐にわたります。
ニクソン政権時代の国家安全保障研究覚書(NSSM;National Security Study Memoranda)を中心に、国家安全保障決定覚書 (NSDM; National Security Decision Memoranda)、レーガン政権期の国家安全保障決定令(NSDD; National Security Decision Directive)など、 様々なタイプの文書が含まれます。

 

テロリズムとアメリカ:1968–2002年
Terrorism and the U.S. Policy, 1968-2002

現代テロリズムの端緒からビンラディンまで

過去35年間におけるテロリズムの進化と、アメリカの「テロとの戦い」を検証するコレクションです。
政治的目的によるハイジャック事件が本格化し始めた1968年から2002年までを対象年代として、L.ジョンソンからG.W.ブッシュまでの歴代アメリカ大統領によるテロリズムへの対決姿勢を明らかにします。散逸して閲覧困難となっていた初期のテロリズムに関する歴史的文献から、2001年9月11日の同時多発テロ後の最新レポートまでを広範にカバーする点が特長です。
従来機密扱いだった約1,500点・2万頁を超える一次資料を収録します。議会やホワイトハウスをはじめ、軍事・安全保障・諜報活動に関わるFBIやCIAなど数多くの機関から集められた文書を体系的に分類し、詳細なクロス・インデックスを完備して出版します。アメリカ政府の公式ウェブサイト上の情報やプレスリリース、国連など国際機関の記録文書も収録対象とされています。収録文献の資料的価値の点でも、他に類を見ない第一級のコレクションです。

 

アメリカ 宇宙の軍事利用:1945–1991年
U.S. Military Uses of Space, 1945-1991

アメリカの軍事的宇宙利用計画を、その構想段階から現状まで検証!
アメリカ政府の宇宙利用計画とその戦略的重要性を、第2次大戦直後の構想段階の時期から高度な技術的発展を遂げた現在に至るまで、詳細な記録でたどるコレクションです。国防総省・国務省・空軍などに保管されていた旧機密文書 約700点・15,000頁以上が収録されています。

  • 宇宙基地システム
    ミサイル発射や核爆発の偵察を目的とした宇宙基地システムの開発について収録された1950年代から1989年までの資料は、 国防総省と空軍の官僚間の争いや初期の衛星打ち上げとその問題点など、これまで公開されてこなかった軍事的宇宙利用計画の歴史や 計画管理上の指令・諸規則を含みます。
  • 宇宙兵器
    衛星探知破壊兵器やSDI(戦略防衛構想)を含むアメリカの宇宙兵器開発・配備計画が、年次報告書その他の資料によって明らかにされます。 宇宙兵器構想の変遷や各種の実験結果など、興味深い論点が次々と明示されます。

 

気候変動に関するアメリカ外交政策:モントリオール議定書からパリ協定まで、1981-2015年
U.S. Climate Change Diplomacy: From the Montreal Protocol to the Paris Agreement, 1981-2015

当コレクション初、気候変動に関する国際枠組にまつわる米国政府内部の機密解除文書
オゾン層の保護を目的とした国際的な条約に関するモントリオール議定書の制定からパリ協定までの期間における、ホワイトハウスや国務省、財務省などの関わり合い、そして国際連合のレポートをご覧いただけます。1981年から2015年までを対象に、気候変動に関する国際的な枠組にまつわる米国政府機密解除文書を2,440点収録しています。
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