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【DNSA】Iraqgate: Saddam Hussein, U.S. Policy and the Prelude to the Persian Gulf War, 1980–1994

イラクゲート:フセインとアメリカの外交政策・湾岸戦争の前兆、1980-1994年

関連ワード:DNSA ProQuest データベース 米国機密解除文書  更新日:2023.04.01

Digital National Security Archive (DNSA)は、機密解除文書を中心にアメリカ政府の外交関連文書を収録するデータベースです。
重要な国家政策の形成・施行過程に関するアメリカ政府機関の文書を収集・公開する非営利団体、 The National Security Archive(NSA、アメリカ国家安全保障アーカイブ)とProQuestの協力の下、NSAの所蔵文献の中から特に重要な文献を選び、学術研究向けに編纂して提供します。
データベース化に際しては、情報公開法を積極的に活用してより包括的に資料を入手し、最新の機密解除文書を多数収録しています。 収録する資料は、NSAが選抜した専門委員団が明確な選定基準に基づいて選定し、さらに、学術利用に耐えうる書誌索引情報を付与しています。(提供元:ProQuest)

イラクゲート:フセインとアメリカの外交政策・湾岸戦争の前兆、1980-1994年

湾岸戦争以前の親イラク政策、イタリアの国立労働銀行のスキャンダル、イラクゲート疑惑、フセイン政権の大量破壊兵器の保有疑惑とそれに対する政府の反応などに関する、ホワイトハウスや各政府機関から集約した1,900点・10,000頁の文書を収録するコレクションです。
アメリカがフセインと協力関係にあった80年代における、イラクゲート疑惑を含むアメリカとイラクの経済関係に焦点をあてています。また、イラクにおける大量破壊兵器開発計画に関する多くの情報の公開が、外交政策や商業的利益の追求のために、国務省をはじめとする政府機関によって却下されてきたことも明らかにします。

トピック例

  • イラクゲート
    (アメリカによる農業分野への支援金をイラクが武器購入に流用し、ホワイトハウスがそれを承知しながらも湾岸戦争直前まで引き続きイラクに資金を提供していたとされる疑惑)
  • イラン・イラク戦争およびアメリカ軍による介入
  • アメリカとイラクの政治的・経済的関係を強めるための決断
  • ペルシャ湾地域の国々へのアメリカ外交政策
  • 欧米の技術を基にした、イラクによる化学兵器の使用
  • 兵器の研究者であるGerald Bullのイラクにおける働き
  • イラクにおける兵器の売買に関わった、チリ人のCarlos Cardoen
  • Gerald BullとCarlos Cardoenのアメリカ諜報機関との関わり
  • イタリアの国立労働銀行(Banca Nazionale del Lavoro)アトランタ支店からイラクへの、何十億ドルもの送金
  • イラクゲートに関する捜査とメディア報道
  • アメリカの対イラク輸出政策
  • イギリス政府が、違法な軍備輸出を行った疑惑のあるマトリックス・チャーチルを捜査した際の報告書

ハイライト

1984年にアメリカはイランと国交を復活させましたが、それよりも数年前から、諜報面・軍事面において支援を始めていました。当コレクションに収録される文書群より、アメリカとイランが徐々に国交を再開させた経緯を追うことができます。

収録文書例

  • Back Up of Transshipment Cargos for Iraq (1980)
    イラン・イラク戦争が始まった後に、大量のイラク・イランへの貨物を積んだ船がトルコの港で停泊していたことに関する報告書です。積載された貨物はイスラエルから運ばれており、イランに向けてイスラエルの化学物質の製品があったことが記述されています。
  • Conversation With [Excised] (1980)
    在イランアメリカ大使館人質事件を受けて、イスラエルがイランへの兵器の売却を控えていること、そしてヨーロッパでは政府の許可がなくとも兵器が売買されていることが報告されています。
  • Military Equipment for Iran and Iraq (1981)
    国務省が、アメリカはイラン・イラクに対して兵器に関する文書の輸出・売却をしないことを述べた通信文です。
  • Prospects for DAS [Deputy Assistant Secretary]; Draper’s Visit To Baghdad (1981)
    アメリカとイラクの国交がなかった当時、アメリカ国務副長官であるMorris Draperによるイラク訪問は、アメリカ-イラク間の関係を構築するきっかけになるという見解を、アメリカの外交局職員であるWilliam Eagletonは述べています。
  • Secretary’s Message To Iraqi Foreign Minister (1981)
    イラクの外務大臣であるSaadoun Hammadiに対するメッセージで、アメリカはイラクを重視していることを伝え、より良いアメリカ-イラン関係の構築のために、近い未来に会談を実現させようとしています。
  • U.S. Policy Toward Iran (1985)
    不安定な状況にあるイランに関する報告で、アメリカの対イラン政策の責任者であるRobert McFarlaneは情報が流出する可能性を懸念しています。
  • Rumsfeld Visit to Iraq (1983)
    Donald Rumsfeldが、レーガン大統領の使節としてイラクを訪れた際の報告書です。Saddam Hussein大統領に会うまでは、この訪問の意味はないとラムズフェルドが考えており、会談の重要性を窺うことができます。
  • Talking Points for Amb [Ambassador] Rumsfeld’s Meeting With Tariq Aziz and Saddam Hussein (1983)
    Donald Rumsfeldが、イラクのSaddam Hussein大統領とTariq Aziz外相と会談を行う際の要点が記述されています。
  • Rumsfeld’s Larger Meeting With Iraqi Deputy PM [Prime; Minister] and FM [Foreign Minister] Tariz [Tariq]; Aziz, December 19 (1983)
    使節であるRumsfeldが、イラク外相のTariq Azizとイランの外交政策、中東の現状、サダムフセイン政権、イラン・イラク戦争、アメリカ-イラク関係など多岐に渡るトピックに関する議論を交わした記録です。

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