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【DNSA】U.S. Policy toward Iran: From the Revolution to the Nuclear Accord, 1978-2015

アメリカの対イラン政策:革命から核合意まで、1978-2015年

関連ワード:DNSA ProQuest データベース 米国機密解除文書  更新日:2023.03.07

Digital National Security Archive (DNSA)は、機密解除文書を中心にアメリカ政府の外交関連文書を収録するデータベースです。
重要な国家政策の形成・施行過程に関するアメリカ政府機関の文書を収集・公開する非営利団体、 The National Security Archive(NSA、アメリカ国家安全保障アーカイブ)とProQuestの協力の下、NSAの所蔵文献の中から特に重要な文献を選び、学術研究向けに編纂して提供します。
データベース化に際しては、情報公開法を積極的に活用してより包括的に資料を入手し、最新の機密解除文書を多数収録しています。 収録する資料は、NSAが選抜した専門委員団が明確な選定基準に基づいて選定し、さらに、学術利用に耐えうる書誌索引情報を付与しています。(提供元:ProQuest)

アメリカの対イラン政策:革命から核合意まで、1978-2015年

40年にわたり世界情勢を動揺させてきた米国とイランの非常に不安定な関係についての一次資料1,761点のコレクションです。1978年のイラン革命前夜から2015年の核合意までの期間の、アメリカ政府機関の機密解除文書を収録しています。収録資料の多くは当コレクションにより初めて公開されるものであり、イラン革命以来、両国を分断してきたあらゆる問題を考察する上で不可欠な新資料です。
特に重要な出来事-イラン革命、イラン・イラク戦争、テロ支援国家指定、核問題-について、できるだけ包括的に資料を収録する方針をとります。また、テロ、過激派への支援、両国の国内政治、アメリカの対中東政策、危機管理、サウジアラビアおよび湾岸協力理事会(GCC)とイランの関係、隣国アフガニスタンとイラクに対するイランの政策などの研究にも役立ちます。

イラン・アメリカ間の外交関係に関する機密文書を収録したコレクションは、当コレクションを含めて3点を用意しています。イラン革命に焦点を当てた”Iran: The Making of U.S. Policy, 1977-1980(イランとアメリカ:1977-1980年)“、イラン・コントラ事件の実態を明らかにする”Iran-Contra Affair, The: The Making of a Scandal, 1983-1988(イラン・コントラ事件:1983-1988年)“も、ぜひあわせてご検討ください。

トピック例

  • 国王モハンマド・レザー・パーレビが革命から亡命したフライト
  • 元国王の引き渡しを要求して444日に及んだアメリカ大使館人質事件
  • 1980年~1988年のイラン・イラク戦争
  • 1990年代イランの緊迫した政治情勢
  • テロと核が主要な懸念事項となっている、9.11以降の世界情勢
  • トランプ政権のアメリカが離脱したため、短命に終わった2015年のイラン核合意(JCPOA)
  • 1980年代のイラン・コントラ事件に関する新たな機密解除文書
  • カーター大統領の任期中のイラン特別調整委員会の会議録
  • 革命の直前にカーター大統領がイランに送り込んだホイザー将軍の、ペンタゴンとの電話通話記録
  • イランに関するすべての大統領令
  • 国務省の通称「ホワイト・ペーパー」(カーター大統領の指示により、国際裁判での手続きを見越してあらかじめ機密指定された内部文書)
  • 1979年半ばに出された、元国王の亡命受け入れに対するテヘランの米大使館から本国への警告
  • 失敗に終わった1980年の大使館人質救助作戦に関する文書
  • レーガン政権~カーター政権の最高機密の覚え書き
  • 1999年のクリントン大統領からハタミ大統領への書簡
  • スイス大使を通じて2003年にイランから出された、両国関係の包括的な改善のための「ロードマップ」メモ
  • イラン革命の展開の予測に失敗したことに関する、CIAの内部調査

ハイライト

DNSAで提供する他のイラン関連コレクションと比較して、当コレクションはイラン政府へのアメリカの介入の歴史に焦点を当てています。イランに臨時政府を作ろうとしたカーター大統領の計画、レバノンに拘束されたアメリカ人を助けるためのH.W.ブッシュ大統領による交渉経緯、サウジアラビアでの米軍宿舎爆破事件の捜査へのクリントン大統領の慎重な対応など、各政権のイランへの対応を、事細かに調査することができます。

収録文書例

  • [Hostage Rescue Attempt and Cyrus Vance’s Resignation] (1980)
    カーター政権は、対イランに関する政策について、イギリスと頻繁に意見を交わしました。当文書は、イラン人質事件で一度救出に失敗した数日後に、在アメリカ合衆国イギリス大使館からあった電報の記録です。同時期にイギリス外務省の秘書官であったDavid Owenと、アメリカ国務長官のCyrus Vanceの会談にも言及しています。
  • Telephone Conversation with Sultan Qaboos of Oman (1993)
    ブッシュ大統領とオマーン国王による電話会談の覚書です。レバノンで拘束・殺害されたWilliam Higginsの遺体を回収することや、残りのアメリカ人の人質に関して力添えを頼んだ記録が残されています。
  • Telephone Conversation with Russian President Yeltsin (1993)
    クリントン大統領とエリツィン大統領の電話会談の記録です。アメリカにとって、ロシアとイランの関係性は懸念の一つであり、特にロシアがイランにミサイルを含む兵器の売却を考えていたことは深刻な問題でした。カフカス山脈近辺の政治情勢の不安定さや、カスピ海近隣のパイプラインなど、現在まで続く世界の諸地域の問題が取り上げられています。

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